転生


――――幼少期

 





 ―――「あぅあぅあ〜(知らない天井だ。)」


 いや〜人生で一回は言ってみたかったんだよね、このセリフ。


 まあ、一回死んでるんだけれどね俺。


 ていうか、まじふざけんなよあの女神、まだ質問したいことがたくさんあったんだけど、それはさておきここが孤児院ね。


 ここはなんていうか、可もなく不可もなくって感じだね。


 9.5じょうぐらいの大きさの部屋で、そこに本棚、ほうき、服、etc‥‥

物置部屋かな?そんな場所にいる俺。


 たぶん玄関とかの前にぽつんと置いてあって(俺が)急いで用意したのかな?


 ていうか今までスルーしてたけどなんで赤ちゃんスタートなの、別に赤ちゃんからじゃなくても良いじゃん。


 まあいいや、でも赤ちゃんスタートって行ったらあれでしょ、あれ。


 そうやっぱり魔力チートだよね~。


 そうと決まればまず魔力を感じて〜おっ、み〜つけた。


 それで見つけた魔力をを放出、放出、放出、できない


 諦めてたまるか。こちとらあんなにクソゲー達をクリアして来たんだ、俺は諦めが悪いんだ。


「あううぅ(ぬぐぐ)。」

 

 魔力を放出しようとすること30分ついにできた、後は全部出すだけ、いけ〜


 すると体から力が抜けていく感じがして目眩めまいで意識が朦朧もうろうとし、俺は深い眠りについた。



 







―――15年後



 




 魔力を放出して気絶してから15年、壮絶そうぜつな幼少期を過ごしているはずもなく森で修行やらなんやらしてすくすくと育っていた。


 ちなみに魔力放出意味あったよ、魔力増えたよ。


 とにかくそんな幼少期を終え旅達のときが来てしまったのだ。


 俺のスローライフが〜、まあこの世界に来た理由、世界の破滅を回避しろって言うことだからスローライフなんてできないけどね、俺にはヘビーライフが待っている。

 いやだ〜行きたくない〜。まあ思い出にひたるのもこれぐらいにして――


 「じゃっ、行ってきま〜す。」


 俺は人望にあふれているので村にいるたくさんの子ども達や大人達が笑顔や泣きながら見送ってくれるなか旅立つ―――




―――なんてはずもなく子どもや大人はおろか育ての親であるシスターもいない。


 俺もう泣いちゃうね、泣かないけど。


 「ワン!」


 「うん、なになに俺がいるよ?ありがと。」



 紹介するの忘れたけれどこのいn―ではなくこの狼は森で修行中に山賊?か何かにおそわれてるところを助けたらなんかなつかれて孤児院までついてきたのでそのまま一緒に孤児院で過ごしてた。


 ついでに見た目は純白の毛色で大きさは大型犬よりちょっと大きいぐらいで戦闘時っていうか本来はトラックぐらい大きいけどそれだと不便なので小さくなってもらっている。


 性別は男だ、なんでそこは女じゃないの?テンプレは?俺のハーレムはどこへ?


 「クゥ〜ン」


 いや冗談だからごめんって、謝られるとこっちが申し訳なくなるからやめてその申し訳無さそうな顔やめてちょうだい。私は男でも大丈夫なのよ〜ん。


 「ワンッ!?」


 いや本当に冗談だから俺にそんな性癖ないからね。


「クゥーン」


 えっなんで残念そうなのもしかしていやそんなことないか、ないよね?


「ワン」


 どっちの返事、まあいっか俺、シ〜ラナイ。

 まあこんな事やってても仕方ないそろそろ行くか。


 「いざ、迷宮都市ロザリアにレッツゴ〜」








 「ワンワン!」

 「というわけで来ました、迷宮都市ロザリア!」


 「ワン」


 えっなになにまわりを見ろだって〜、怪訝けげんそうな顔してこちらを見ている冒険者の人、笑っている門番、etc‥‥

 やべ〜よ、やべ〜よ、普段まわりの人なんていないからいつものテンションで言っちまたぜ!

 なんか自分で言たんだけどかなしいわ〜。


 「ワン!」


 お前だけだよ、俺と一緒にいてくれるのは。

 とそうこうしているうち、俺達の番になった。


 「さっきのはおもしろかったぜ、どこ出身だ?」


 わざわざ言わなくてもいいじゃんね。この人ほんといい性格してるよ。

 出身地ね〜、名前がちょっと変なんだよね。いえばいいのわかったよ


 「・・・ツドイ村だよ。」


 ほらね、名前がへんな村すぎて目が点になってるよ。


 「ツドイ村ってあれか、死の森が近くにあるところか!?」


 あれ?予想してた反応と違う。ていうかあの森って死の森っていうの?だからたまに騎士団とか来たり、村の人が筋肉ムキムキの人が多いかったんだ。


 「森は近くにあったけど、あれって死の森っていうの?」


 気になったから聞いてみた。


 「お前知らないで住んでたのか!あの森はなC級は当たり前でB級、A級とかいて、さらに奥にはS級のドラゴンとかいる場所だぞ!そういえばあそこは10年に一回のスタンピードが起きなかったらしいな、上の連中が異常事態だなんだとさわいでたな。」


 へえ〜じゃあ俺はドラゴン何体か倒してるからS級以上の実力があるのか。S級の上があるかしらんけど。

 そういえば一回夜に魔物が大量発生に湧いていたのを見て修行だって感じで潰したな〜、スタンピードがおきなかったのって俺が倒したから?


 「ソウナンダネ、シラナカッタナ〜。」


 「なんでカタコトなんだ?まあ良いや、それじゃあ商人ギルドカード持ってるか?持ってないなら大銅貨5枚だ。」


 大銅貨5枚か、少し高いと思うけど迷宮都市だからかな?

 ついでにお金の価値は


 小銅貨=100円 中銅貨=1000円 大銅貨=10000円 銀貨10万円 金貨=1億円


 てな感じになっていて大銅貨2枚の場合5万円になっている。商人ギルドカードを持ってるとただなのは物流を良くするためなのだろう、持ってないしなる気もないから関係ないけど。で大銅貨は〜と、あったあった選別にもらったんだよね銀貨1枚と大銅貨5枚。


 「はい、これでいい?後どこかいい宿知らない?」


 「ちゃんと五枚あるな、あと宿はこのまま進んで右にあるドラゴン亭がおおすすめだ。一日銀貨1枚で食事付きだ。」


たぶんいい宿なんだろうけどお金がないな適当に探すしかないか、でも――


 「ありがと!」


 「ワン!」


 「じゃあな〜。」

 

 お礼はしっかりとしないとね。

 そして俺達は門をくぐり迷宮都市ロザリアに足を踏み入れた

 


 「あっそういえば、あの狼?について聞くの忘れてたけど、良いだろだぶん。」

 


 と門番のつぶやきが聞こえた。

 

 それで良いのか門番よ。








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本日より、【毎週月曜の7:00】に更新。


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神から世界の破滅を回避しろって言われた 笑詩 @wa77352756

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