第3話 だから先生は嫌われるのさ

 ※以下の文章はほぼ筆者の愚痴であるそのため愚痴を聞きたくない人は3段落目まで飛ばして読んでください。また3段落目からはヤフーニュースの記事を引用(ほぼコピペ)しているのでざっくり要約した文を読みたい方はコピペを読み飛ばし,その下の筆者の(かっこ)の中の要約文を読んでください。


 私はセンチな気持ちである。私は今学校に通っている身だが,先日も怒られた。内容は私が伝えたい物と関係が無いので省略するが・・・皆さんも先生に怒られてセンチメンタルになったことはないだろうか。そこでこの話では先生の怒り方について述べていこうと思う。


 前述したとおり私は先日,先生に怒られてしまった。そのとき思ったことは「なぜ?」や「意味わかんない!!」といった疑問や反発である。私だったらという社会未経験者の意見ではあるが,生徒にこのようなことを思わせない方法を考えてみた。私だったら,おかしなことをしていたら話を生徒に聞き,危ないことをしていたら注意をする。もしそのことが故意によるものでなかったり,誰かを助けるためのものだったということが判明したら後日でも謝りに行く。といったことをする。しかし実際の先生たちはどうだろう。おかしなことをしていたり,危ないことをしていたら厳しく怒るだろう。またそれが故意によるものでなかったり,誰かを助けるためのものだったということが判明しても謝らない。いや,それ以前に判明すらしようとしないだろう。かといって何かできた時は生徒を褒めない。まさに授業をするためだけのロボットのようだ。第2話で先生たちは授業すらできないということを述べた。つまり不要な人材および不要な人件費なのだ。だから世間から給料道路棒と言われているのではないか。


 先生はすぐに怒るが褒めないそういう人である。ではそういう人と関わるとどうなるのだろうか。私はヤフーニュースを見ていたとき,ある記事を見かけたこの記事である。「『正しいほめ方!?』スタンフォード大学の研究から分かった子どもの成績が変わるほめ方とは!」という題名の記事だが,「思春期に入ったばかりの子どもたち数百人を対象に、知能検査におけるかなり難しい問題を10問やらせ、最初の検査では、ほとんどの生徒がまずまずの成績で検査を終えました。その後、生徒を二つのグループに分けてある褒め言葉をかけました。一方のグループでは、その子の能力にフォーカスして

「9問正解だね!素晴らしい!君は頭がいいんだね!」

そしてもう一方のグループでは、その子の努力にフォーカスして

「9問正解だね!勉強すごく頑張ったんだね!」

そして次に、子ども達に新しい問題を見せて、新しい問題に挑戦するか同じ問題をもう一度解くのか、どちらかを選ばせるという実験を行いました。

すると二つのグループの間で、明確に差が現れたといいます。

・頭の良さを褒められたグループは新しい問題を避けて同じ問題を解こうとする傾向が強くなり、間違うことで自分の能力が疑われる可能性がありそうな問題はいっさいやりたがらなくなった。

・努力を褒められたグループは9割が、新しい問題にチャレンジする方を選んでさらに学ぶチャンスを逃さなかった。

その後ドゥエックさんは、生徒全員になかなか解けない難題を出し検証を続けました。そうすると、

・頭の良さを褒められたグループは難問を解くことにフラストレーションを感じ「自分は全然頭が良くない」「こんな問題を解いても楽しくない」と思うようになり、その結果「自分は頭が悪い」と考えるようになってしまった。

・努力を褒められたグループは難問を出されても嫌がらず、むしろ難しい問題の方が面白いと答える子どもが多く、なかなか解けない問題があったとしても「もっと頑張ろう!」と考えることができた。

さらに難問が出された後のテストでもなかなか衝撃的な結果が出ています。

グループ分けをした時点では、両グループの成績はほぼほぼ同じでしたが

・頭の良さを褒められたグループは成績がガクンと落ちて、その後、簡単な問題が出されても成績や自信は回復せず、自分の能力に自信がなくなって、スタート時よりも成績が落ちてしまった。

・努力を褒められたグループは成績がどんどん良くなっていって、難問に挑戦した事で意欲やスキルに磨きがかかり、その後に出された簡単な問題も、スラスラ解けるようになった。」

(生徒たちを2チームに分け,ある問題を解かせた。一方のチームには解答後に「9問正解だね!素晴らしい!君は頭がいいんだね!」と結果を褒めた。もう一方のチームには「9問正解だね!勉強すごく頑張ったんだね!」と努力を褒めた。そうすると,結果を褒めたチームの人たちは以後のテストで結果を出せなくなったが,努力を褒めたチームはこれまでと同じくらいの結果を出したり,意欲的にテストに望むようになった。)


また,実際に文部科学省が行った調査にて「「失敗を恐れず挑戦する力」「相手に伝わるように自分の考えを表現する力」は、学校生活を通じて身に付けたいと考える児童生徒が半数以上であるのに対して、実際に学校生活を通じて身に付いていると思っている児童生徒は3割未満である。」という結果が出た。この二つの実験,調査で褒め方によって実力やテストへの意欲が変わり,現在の生徒たちは現状の学校生活にてそれらを身につけてない。,現在の学校生活は正しい褒め方および,正しい教育ではないのではないか。私はそう考える。


現在の日本では事実,教育に満足していない生徒たちが多数いる。そこで先生たちは努力する姿勢,生徒の考えや生き方を否定しないことか必要なのではないだろうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

毎週 木曜日 00:00 予定は変更される可能性があります

教員に必要なモノ P48ですが何か? @p-48

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ