正妃か側妃か? 貴婦人達の選択

その国では、王太子が十歳の時に婚約者が二人選ばれ、一人は正妃、もう一人は側妃となる決まり。
王太子十八歳の年に、正妃と側妃を決めるのだ。
あと半年で正式な決定となる———そんな時に王太子はとある子爵令嬢を正妃に決めたと言い出す。

***

冒頭から、波乱の予感しかしませんね!
優秀な婚約者達と、「運命の人」を信じる王太子。

ここから物語が始まるのですが、作品タイトルにある『見返りは、当然求めますわ』というコンセプトがこの国の運命をどう決めるのか。

何が欲しいのか、何が自分を幸せにしてくれるのかは、人それぞれ。
登場人物達の幸せはどこにあるのか。

するすると読み進めていくと……(ドキドキ)

作者様らしい、小気味よい展開で「あっ!!」と驚かせてくれます。
賢い貴婦人達がかっこよかったです♡

その他のおすすめレビュー

櫻井金貨さんの他のおすすめレビュー233