私は重くない、ただ、愛しているだけ〜✕1童顔おもおもメンヘラ40代女 'VS. 3度浮気された恋愛を信じない男
クマとシオマネキ
Prologue〜二人の出会いと恋の火が燃え上がる前
狂い愛し合った二人の履歴書
藤原 雪虎(ふじわら せつこ)
悟と出会った頃はアラサーで、その後も40代とは思えない幼い顔とすぐハの字になる眉毛、色素の薄い髪、幼さの残る憂いを帯びた目元と長い睫毛。
そして、武術で鍛えたひき締まった身体と、まな板の様な胸。
控えめに言っても本来は綺麗な部類に入る。
彼女は幼い時、人が住めぬ場所、北極圏からシベリアを経由して南下、白熊のように日本の北方まで徘徊していた所を名家・藤原家に拾われ、養子で入り社会性を学ぶ。
同時に藤原流の古武術を学びながら暗殺者として名を馳せる。しかし、殺しに関しては異様にムラがあり、どちらかと言うと敵地に潜入する生死問わない殲滅戦の方が得意だった。
15才でお見合い結婚、残念ながら相手は同じ武術の名門・阿修羅家と言われながら、武術の才能の無い、遊び人と言われる20才の男、
雪虎はおよそ15才(元年齢が不明の為)で出産し、家庭を築くが旦那の
後、速攻で出産してるのでそこまでしていない。
藤原家を出る際に貰った支度金で開いた道場も上手くいかず、金も尽き子供を育てる為に中卒の雪虎でも働ける派遣業で、コールセンターの仕事に就いた。
しかし、最初は良かったものの人を管理し率いるカリスマ…とまではいかずとも人間性は無かった。
伏し目がちで自信がなく、迷い込んだ子猫の様なメンタル、仕事はコールセンターの管理者だがコミュ障気味なのに真面目、パワハラとモラハラで有名な上司とクレーマーに育てられ、怒る時はいきなり怒る、キレるタイミングが意味不明なのでパート達に【いきなりキレおば】とディスられまくり。
外からの圧力にはあらゆる事を耐えるのが仕事だと割り切ろうとしたが、会社側としては一度上げたら降格出来無い為、色んな部署をたらい回しに、そんな契約社員生活(時給)を送るがメンタルは既にボロボロ。
娘のタツは何を考えているか分からない上、武術の才能が際立っており小学生で大人…いや、有名な暗殺者であり、最低でも軍隊一個師団に通じるレベルの自分を遥かに越えている事に衝撃を覚えた。
そして自分に何かと逆らい否定する娘。
そして旦那はとうとう蒸発、元から存在すらしてない、余計な事しかしない旦那であったが生きる心の支えだったようで、誰が見ても女と逃げたのに自分の為に死んだと言う謎の記憶を植え付けそれでも生きようとする哀れな雪虎。
そもそも生活するだけならまた暗室者に戻れば良いのではと思うが、彼女は世俗に毒された。
ラブロマンス、耽美、レディースコミックを読み漁り、このままでは?いけないと常識を改変させていく。
しかし、旦那を忘れない事が美徳と勘違いして、その事を狙った大学生に話して重がられたり、バツイチで若い男に唾をつける、結婚をほのめかす、ギャグや話しが古い、そもそも話しが下手で面白く無い等、色々問題が発生する。
そんなこんなしてる内に娘は結婚し、お祖母ちゃんと呼ばれる。
娘婿の実家に娘と共に寄生し、愛や恋といった感情が死滅したフリ、与えられた部屋は娘婿の子供時代の部屋、まさに子供部屋おばさん寄生虫にならんとしている所で…娘と同級生、約15歳歳下の木山悟と出会う所から、この物語は始まる。
木山 悟(きやま さとる)
セツコと出会った当初は22歳、学生時代に幼馴染のカエデをNTRれ、新しく出来た先輩の彼女もNTRれ、20で再会し再度付き合う事になったカエデがもう一回NTRれる不遇の男ではあるが…
ただ、彼の場合外見は甘いマスクに音楽をやっていたからと言う大した理由は無いが、バイクに乗る、キャンプをする等、それなり細マッチョで180センチ近くありスタイルも良い。
彼の父親、木山昇(のぼる)は普通の外見だが変人だった。既存の物を立体化させる時だけ狂った執着を見せる変人だった。
才能はやたらあるものだから国内ならず各国のクリエイターから仕事は尽きないが…3Dの技術革新により仕事を失いつつある。
母親は元初期のギャルモデルで旧姓鬼島真央(きじま まお)と言う。若い時はモデルをしながらアパレルで起業、その後、起業家として成功した妹のミオに会社を譲り、会社の持ち株だけで生活している。無論、美人だった。外見という意味では悟は母親似だ。
その部分で言えば、各所に人脈があるその存在だけでカエデの家族は世捨て人であってもサトルを普通に認めている。
結構なハイスペックなのにNTRれるのは生活力や考え方の問題。幼少期からのコネや外見で判断されるのを嫌いすぎて世捨て人みたいな思考になってしまい、控えめに言っても生活力や社会人ではアウト。
しかしNTRれるのはカエデという幼馴染が狂っているという部分もある。
中学まではまだ成績が良かったが高校になってとうとう勉強も辞めた。
県内トップクラスの高校に入学するも成績は常にワースト10位以内に入る、その結果、喧嘩と言うかファンタジーレベルの強さのみを誇るタツと言うセツコの娘…馬鹿と遭遇し、より馬鹿が進んでいく。
後に寝取られが拗れ、馬鹿が極まった結果、女を集めてハーレムを構成し、娼館・俺みたいなモノを作り自分勝手に生きる。
その様な、外見は優しさ溢れ、内面は自分にも他人にもどうでも良い男だが狂ったセツコと、出会った時、化学反応がおきた。
これは…
✕1童顔おもおもメンヘラ40代女
3度浮気され恋愛を信じない男
そんな馬鹿の馬鹿な話である
※章の間に人物紹介を入れますが、私の代表作になってしまった物語のスピンオフです。
3日に一回ぐらいで3000文字程度でやっていきたいと思います。
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