時計の針はなぜ右回り????

詩川

世界左見右見議会

 時計はなぜ右回りか。

 それは16世紀頃、針のついた時計が発明された際に右回りにするか左回りにするかで世界中で激しい論争が起こりました。

 最初は左回り一派が優勢だったそうです。なぜなら「左回りの法則」というのがあって人間は元来左回りに安心感を得る、というのがあったからです。

 左回り一派は勝利を確信し毎夜くるくるとワルツを踊りました、もちろん左回りで。

 しかし最終決戦が近づくにつれ右回り一派が大きく力をつけてきました。

 水を流した時にできる渦の向きが北半球では左回り、南半球では右回りで当時は南半球の人口が圧倒的に多く、その上彼らは渦の向きに誇りを持っており、水は神聖なものと扱われていました。ミズノイシハヒトノイシ!

 以上のことから「世界左見右見議会」によって「時計の針は右回り」という決定が下されました。


 知らんけど

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

時計の針はなぜ右回り???? 詩川 @nin1732

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る