56歳でもママやってます!

 2030年某月某日、今日もいつものように娘たちを保育園に連れて行った後、電車に乗って会社へ向かう。この日は私の当番。夫が2週間で月水金火木のパターンで送り迎えをして私はその逆。


 ようやく授かった双子の娘。夢にまで見た我が子。排卵誘発剤を使ったこともあったのかも。


 彼の20代当時の年収は手取りで120万そこそこ。とても結婚する気がわかなかったそうです。それから30年あまり経った2024年にゴールイン。彼の収入なんて聞いてもしょうがないレベル。50代の中央値に届いているかも思いっきり怪しい。でも某サークルで顔を合わせていて腐れ縁になっていた。それから結婚までは10年くらいかかったんですけどね。それからは私の収入でなんとかしていたけどその1年後に出産してからは育児休暇で凌ぐことに。なんとか9ヶ月後に職場復帰。私が若くて適齢期と言われた1990年代後半に産んでいたら地獄を見る運命にしかならなかったからそれはそれで良かったのかも。出産発覚で即解雇ですからね、あの時代。産休が認められたのが33歳の頃で女子育児休暇が37歳のときから。その後39歳で今の会社に拾ってもらったんです。うちの会社は外資でも珍しく定年制を採用していないので費用に関しては助かってはいます。街で娘と一緒に歩いていたら通行人に「おばあちゃん子なのね」と言われてグサッと来たこともありましたっけ。


 おっと、会社最寄りの地下鉄α線Q駅にもうすぐ着くので続きの話はまた今度にしますね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

どんな長い夜もいつかはきっと明けるのだ。しかし人の寿命はそれを待つのには短すぎた。 Hugo Kirara3500 @kirara3500

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ