第13話

『全く分からん』

『此処は一体何なんだ』

『何やらやけに高い建物が沢山あるなぁ』

『山も海も』


異世界より亜空間時空に飲み込まれ転生された者達


この世界で沢山の消えた人に対し沢山の異世界人達が舞い降りてきた


地球のあちらこちらで既に異世界人同士の戦いも始まっていた


『ハアアアア、タアアア!!!』


『そんな攻撃俺に通用するものか』


この世界では全く見る事の出来なかった日常がありとあらゆる場所で展開される事となる


『ハハハハハッ、もう一度この建物を狙ってやろう』

『バシュウウッ、ゴオオオオオオウ、ドオォォォォッォオン』


建物を破壊するもの食べ漁るもの見るもの全てに興味を抱き分析するもの


そんな異世界人の中でも一際目立つ存在のもの達が居た


『へぇ~、此処が第二の故郷になる地か』

『ほう、この地は水が豊富だな、多少建物が高い感じがするが』

『なんだ、土じゃなくこれは何なんだ』

『この世界は私を愛してくれるのかしら』


そしてこの世界が徐々に異世界人達によって変えられていく事となる


『この世界にも賢者がおる、直ぐに見つけ始末しろ!』

『は、承知致しました』


エベレスト登頂中


『ん!?何か空が騒がしいような』


ゴーグルを外し空を見上げながら眩しそうに目を細めた


この世界で亜空間に飲み込まれず助かったもの達


一体何人残ってるのかは全く分からないが現世界人と異世界人がいずれ衝突する事となる


まだそれまでには時間が掛かりそうか?・・・

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仮 僕だけ残された現実世界 @kamishimayuya

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