第12話

するとミレアが


『もうshi-ba簡単に答え過ぎ』


『へ?出来るの?』


『ううん、出来ない訳じゃない、けど出来ない』


ミレアは何か困ったようにその場でしどろもどろに


その状況を察したshi-baが


『酷な事だと思うけど敢えて説明するなら、死んだら戻るよ』


『なっ、死んでから、だと』


その場が気まずくなっているところでミレアは


『つまりは魂だけ帰れるの』


『何だよ!ならもう今までの奴等には会えねぇって事じゃねぇか!』


俺は強がりながら涙を流しshi-baとミレアに怒声をぶつけた


ミレアは下を向いたまま悲しそうにしていた


するとshi-baが


『そうだよ、この世界の人達は魂だけこの世界に帰る、つまりはもう生きて帰る事は出来ない!そう言う事だよ』


『くぅぅぅぅぅぅぅっ』


俺は悔しさと悲しさで声を殺し下を向き涙を流していた


『ごめんなさい』


謝って済む問題じゃない、てか謝る必要すらない、ミレアにはその辛さが理解出来ていた為自然と言葉にして出していた


その言葉を聞いた俺は更に泣いた

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