第3話 金尽きる
第3話 金尽きる
会いに行くための金も尽きた。もう遊びに行けない。食費を削ってまで会いに行ってここ数日の食事にも困っている。
僕はこのまま死ぬのだろうか。
君の温もりを感じられるまま死ねるのなら、それで良いのかもしれない。
君の代わりに枕を抱きしめながら眠りに着く。
いや、意識が遠のく。
このまま永遠の眠りに付けたら良いのに。
そう思うと何も考える事も出来なくなった。
嬢に狂った男が悪いのだ。
恋愛関係を結べると思い、貢、破産する。
嬢は悪くない。
まとも社会経験も恋愛もしてこなかった弱者男性である僕が悪いのだから。
弱者男性と言う潜在的テロリストである自分が存在して良い理由が見つからない。
もう何も考えられない。
思考がまとまらない。
君にばいばい、この世に平安あれだ。
さようなら君。
さようなら、僕にとってはとても優しくて、残酷だった世界。
おやすみなさい。
この物語はフィクションです。
終わり
嬢に狂ったおじおじの話 @tomato197775
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