ハズレ鑑定で異世界統一
@sake0122
スキル鑑定には絶望がつきもの
この世界の人間界は、4つの方位に合わせ4つの大陸があると言われている
その4つの大陸の西神大陸の中心にある国のアリィ公爵領。
この国は89の領に分けられそのうちの39領はアリィ公爵領であり、戦乱の世の中アリィ領は、この国で帝都の次に発展して最も綺麗な領地であったいた。
今日ここで多くの6歳の子どもたちが神父によってスキル鑑定がおこなわれる。
そしてスキルには左から順に、Fランク、Eランク、Dランク、Cランク、Bランク、Aランク、Sランクそして幻EXランクが存在する。
そして今日行われるスキル鑑定にはアリィ領の領主の息子そして異兄弟の鑑定が行われる。
アリィ領の領主アリィ・グリースから集まった子どもたちに語りかけた。
「今日集まった我が領を支え発展させる領民よ、よくぞ集まってくれた。お前たちはいずれ必ずこの領のため支えるための礎となる、その時のためこの場でスキルを取得し、努力しライバルと高め合ってほしい、いずれ功績を上げたものの名前は、儂の耳に必ず入ってくる、そこまで頑張って欲しい。そして我が息子の紹介をさせていただく。右の子はアリィ・ウーラオス、左の子はアリィ・ベルリアルという、いずれどちらかはこの領を支配する子だ。覚えておいて損はないだろう。以上だ。」
領民はみな喜んだ。
「領主様万歳!」
「アリィ領は永久に」
「領主様そして領主様子ともに万歳」
とみな口々にいった
そして鑑定の儀が始まった
最初の子は育成だった
「クソおお、戦闘スキルが良かったぜ」
「俺はライトニングだぜ」
そしてアリィ・ベリアルの番が来た
神父が近づいてきて
ベリアルは膝を曲げ「神のご加護があらんことを」と3回復唱した
そして頭の中に
ステータス
名前アリィ・ベリアル
攻撃 24
魔力 48
速さ 18
回復 5
運 34
スキル 聖騎士(Aランク)
ついに俺アリィ・ウーラオスの番がやってきた。
神父が近づいてきて
俺は膝を曲げ「神のご加護があらんことを」と3回復唱した
そして頭の中に
ステータス
名前アリィ・ウーラオス
攻撃 5
魔力 12
速さ 6
回復 16
運 200
スキル 鑑定(Fランク)
神父は嘲笑ったような顔を隠し言った。
「この子のスキルはFランクの鑑定です。」
俺は絶望し、失神した。
このとき俺は前世の記憶を思い出した。
そう俺の前世は窮屈だった。
大学を卒業してすぐにブラック企業に勤めてしまい毎日終電で帰り、休日出勤する始末。
しかも上司にこき使われ上司にも仕事を押し付けられた。
今思えば、俺はその時にはおかしかった気がする。
そして十年ぐらい働いた後からは覚えていない。
でも過労で死んだんだろう。
多分神様が俺の前世をみて俺を転生させてくれたんだと期待したい。
そしてノックの音がした
「坊ちゃま、御屋形様がお呼びです」
「ああ、すぐに行く。」
準備が終わり廊下に出て父のいるところへ向かう
使用人が嘲笑して話している
「あんな立派な方親に持ってFランクスキルありえないわ。」
「あんなのが領の跡取りとしてありえないわ」
「出来損ないだわ」
こんな話が聞こえながら父上のいる部屋についた。
コンコンコン
「父上、ウーラオスがやってきました。」
「うむ、入れ」
そこには弟がいた。
「これからお前たち二人二人に一領ずつ与える、そしてどれだけ発展したか競い合ってもらう。その判断は儂がする。そして勝ったを方がこの領の跡取りとする。」
「父上、期限は何日でしょうか。」
「ベリアル、ウーラオスともに3日後にここを去りそれぞれの領地へ向かってもらう。」
「わかりました、このウーラオス必ずや発展させて帰って参ります。」
「お父様、行ってまいります。」
先に弟が出ていった。
そのあと出ていことする
「待て、ウーラオス話がある。」
「話って何ですか。」
「ベリアルは今一人ぼっちだ、スキルを受けっとてから病は治ったが信頼できるものは誰もいない、だから生涯兄弟仲良く生きなさい。話は終わりだ。」
「父上、行ってまいります。」
思いっきりドアを開け部屋の外に出て自室に帰った。
「ふぅぅ、疲れた、まさかあこの領地の後継者争いをすることになるとは。」
弟に病があることは知らないかった。
だがこの後継者争いには勝たないといけない。
前世の記憶を思い出す少し前の話になるのだが、この領地の外に出たことがあった。
あのとき見た光景はとても悲惨なのものだった。
外の領地は荒れ果てて開墾できる土地もなかった。
そして前世の記憶を取り戻した今なら何が起こるかわかる。
十年以内にこの国で反乱が起こると、そしてその反乱に巻き込まれないようにするため俺はこの領地の領主になる必要がある。
だからこそ俺は勝つ前世の記憶とかんていを駆使して必ず。
そう考えながら俺は寝た。
【領主様の部屋にて】
お茶を入れながら執事は聞いた
「グリース様この勝負はどちらがお勝ちになるとお思いですか。」と
「俺は…いや言うのはやめておこう」
「そうですか、どちらにしてもこの領地は未来安泰ですね。」
「そうだな」
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