聖石使いの精霊戦士(エレメントリアス)

竜ヶ崎彰

異世界転移と5人の少年少女

(修学旅行、楽しみにしてたけど、行きの飛行機は退屈だな…)


俺は中学2年生の火野ひの大輔だいすけ

今日は学校の修学旅行に出掛ける日。

とは言っても、飛行機は座ってるだけで退屈。


みんなはワイワイとおしゃべりしている中で、俺は寝るか・・・。


そうして俺は機内の座席でうたた寝をしていた。


そんな中で、予想だにしていなかった大事件が起きた。



ドゴーン!!

ガシャーン!!


「うわあああああああ!!」

「な、なんだ!?」

『エンジントラブル発生!乗客の皆さんはシートベルトをしめて・・・』


エンジントラブル!?


嘘だろ!?

俺死ぬのか!?


「ぎゃあああああああああああああ!!」


もう飛行機が墜落している!?  


俺はもう死ぬのか・・・?


まだだってのに、俺の人生終わりなのか!?


「そ、そんなの・・・いやだああああああああああああああああ!!!」






***




「ん?なんだここは?」


目が覚めると俺は協会のような場所のソファーで寝ていた。


もしかして、死後の世界ってやつか?

こんな現実味があるんだな・・・


「ん~!なにここ?」

「あれ?僕どうして?」


ん?なんだ?

俺の他にも死んだ奴がいるみたいだな?


見た所俺と大して歳が変わらない奴ばかりだ・・・。

最低でも4人。


「もしかしてみんなも、あ!あた!」


いけね・・・転んじまった痛え・・・え?痛みを感じた?

半信半疑に今度は頬をつねってみた。


「いててて!もしかして死んでないし、夢でもない?」


まさか、一体何がどうなっているんだ?


またも半信半疑で俺は窓の外を見て見た。


「な、なんだここは!?」



するとそこはまさに"別世界"であった。


ドラゴンが飛んでいて、みんな手から炎や水を出している!?


まさか、ってやつか!?


「おい?お前大丈夫か?」

「何があったの?」

「え?あ!わりい!」


他の4人の事をすっかり忘れてた。


とりあえず落ち着いた俺は、他の4人と話し始めた。


俺は自己紹介を終えると他のみんなも自己紹介を始めた。


まず初めに、ちょっと臆病なやつが口を開いた。

名前は雪村ゆきむらかおる

女みたいな見た目をしているがれっきとした男で、俺より1つ下の中一。


「よ、よろしくお願いします・・・」


次に、スタイルの良くて胸の大きい女の子が挨拶した。


「私は七瀬ななせ美波みなみ、中3よ!」


「七瀬美波?」


どっかで聞いた事ある名前だったが、中3なのはすげえ驚いた!

あのプロポーションで中学生って!?

そう唖然としていると今度は、大柄なやつが挨拶して来た。


大岩おおいわ好次郎こうしろう


高校2年生で、確実に俺らの中じゃ一番年上だな・・・。


「よろしく」


そして最後は・・・

なんかそっけなさそうなあいつ。



風宮かざみね孝哉こうや、中2だ・・・」


風宮孝哉。

こいつだけはどうやら俺と同じ中2らしい。

何カッコつけてんだか・・・


話を聞くと、みんなも俺と同じで事故でこの世界に来たことが分かった。


一体何がどうなっているのか・・・?



***



自己紹介を全員終えた所でついに協会の外へ出る事にした。


改めて見ると俺らの居た世界とはまったくの別世界だ・・・。


本当に何がどうなっているのか・・・




ドゴーン!!!



「ん?なんだ!?」


爆発音がした方得h向かってみると、1人のこの世界の住人だと思う女の子が何者かに追いかけられていた。

女の子はやがて逃げ場を失ってついに追い込まれてしまっっていた。



「"聖石せいせき"はどこにある?」


「誰があなた達に教えるものですか!?」


「ならば痛い目を見るしか・・・」


「おりゃああ!!」


「ぐは!?」


「あいつ何やってんだ!?」


いけね!つい身体が動いちまった・・・

目の前で困っている奴がいたら放っておけないのが俺の性分なんだよな・・・。


俺はそうやて女の子の前にしゃしゃり出てしまったが、これからどうしよう!?


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聖石使いの精霊戦士(エレメントリアス) 竜ヶ崎彰 @dorago95

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