影星のゲーム出会い物語

星影の変わり人

第1話 小学校の友人に札束ビンタした話

 小学5~6年生ぐらいの時だろうか。


 私達の中であるゲームが流行っていた。

 丸い可愛いキャラクターが主人公で、4人で協力をしてモンスターを倒す、あの無料ゲームを。


 そのゲームは、課金の要素はあるとはいえ、無課金でも全然できる優しいゲームだ。

 毎日クラスでは、そのゲームの話題で盛り上がり、休み時間を利用して放課後遊ぶ約束をするのが定番の日々。


 私も例外では無く、ある日にスポーツ、勉強ともに文武両道に完璧なイケメン男子と明るいゲーマ女子と約束をしていた。


 放課後に宿題を放棄し、速攻学校に行く。

 私達が良くゲームをする定位置であるブランコにて、集合しゲームをする。


「え~星影君こんなにゲームしてるんだ! すごい手伝って!」


 運動できない、勉強できない、自分。

 そんな私の取柄と言えば、ゲームしかなく、ゲーマ女子にゲームの腕を褒められるのは嬉しい事だった。


 だが、そんな私が褒められる日々は、後に終了する。

 そう、私にライバルが出来てしまったのだ。


 イケメン君だ。

 やはり人には、天才がいるのだろう。


 塾やスポーツ関連の習い事をしているハンデがあるのに、いつの間にか私の腕を超えており、一言で言えばバケモンだった。


 モンスターを倒す際、私は攻撃を避けずに突っ込み攻撃するスーパーごり押し戦法を得意としていた。

 だが、ゲームを進めていくと敵が強くなるわけで、ごり押しが通用しなくなる。


 イケメンは、格が違う。

 相手の動きをパターン上に覚え、脳内のデータベースに保管し、性格に攻撃を当てる。

 冷静な判断力、ゲームの才能、あと顔。

 すべてが私に勝っており、いつの間にかゲーマ女子は、イケメン君をずっと褒めるようになった。


 良く三人で遊んでいたが、その日からだったのだろう。

 私が置物となったのを。


 ゲーマ女子とイケメン君は、来る日も来る日もいちゃつき、私は地蔵のようになった。

 別に二人がいちゃつくのは、別に問題ないが、ゲームのプライドと言うのが、私にはあり、それはやがて復讐の炎となる。


 私はある闇の力に手を染めた。

 そうだ、課金だ。


 小学生の頃の私は、何故かお小遣いが凄く溜まっており、限度額まで課金し、ゲームを長時間プレイした。


 その結果。

 そうだ、私の勝ちだ。


 現実では、見るに堪えないステータスなのに、ゲーム内では俺tsueee系主人公になってしまった。


 現代最強(小学校最強)のモンスターを狩るプレイヤーとなる。


 ゲームで戦うモンスターの八割は、ワンパンできる状態となり、覚醒した私にはさすがのイケメン君も勝てず、負けを認めてしまう。


 小学校あるあるですが、頭良い奴ほど家のゲームに関する規制が厳しくなるんですよね。


 イケメン君も言っていましたが、「自分がゲームを出来る事自体が奇跡」と聞いて私は驚きを隠せなかったです。


 私の家は、親が寛容な方であり、ゲームに関する規制が無いんですよね。


 この話をお読みになった方の家は、ゲームに関する規制があったかどうか聞かせてください。


札束ビンタの話は以上です。

もっと詳しく書きたかったですが、眠く怠いので、ここまでにしときます。


イケメン君とゲーマ女子は中学校の終わりまで付き合いがありました。

イケメン君は喧嘩あり、互いに認め合い、煽り合い、笑いあい。

ゲーマ女子は、親同士が仲が良く、勉強をたくさん教えてもらいました。


イケメン、ゲーマ女子は、割と話があるのでのんびり書いていきたいと思います。

読みづらい文章でしたが、ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。


(* ̄▽ ̄)ノ

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