とある出来事によって自分の感情を制御できなくなった主人公が、元の自分へと戻るために原因を探す現代ファンタジーです。
主人公を襲った呪いは、孤独を招く悪辣な呪い。
好悪の発言が反転するのは序ノ口。時には行動も、そして思考すらも呪いに支配され、段々とコミュニティの外側へと追いやられていきます。
解決するためには呪いを解くしかありませんが、突出した知識はゼロ。一から情報を集めるしかありません。
呪いに苦しめられる毎日に疲弊する中、ある日、とある少女に呪いのせいで言い寄ってしまいます。
けれど、そこから事態は急展開。語られることの無かったお話、ひっそりと生きてきた一族。知ってしまった本当の歴史。
主人公はハッピーエンドを迎えられるのか。
ぜひ読んでみてください。
物語の舞台は、とある有名な民話の主人公を祀る島。
島には10年に1回の奇祭があり、島民には守らなければならない掟が存在する。
だが、掟を破ったことによって呪いを受けた主人公に悲劇が襲い掛かる。
彼は呪いを退けて、安寧を手にすることができるのか?
主人公が幼馴染に恋する男子高校生なので、最初はラブコメかなと思って読み始めました。
ファンタジックなかわいい小人も出てきて、軽やかに読める雰囲気です。
でも段々と因習に彩られた島の素顔が見えてきて、和風の妖しい雰囲気が濃くなっていきます。
悲しい民話に秘められた真実とは?
現代を舞台にしていますが、どことなく漂う和風ファンタジーの空気感が魅力的。
呪いに侵された主人公の行く末も気になります!!
ホラーとは違う、でもちょっぴり怖い独特の雰囲気に魅せられて、公開話を一気読みしてしまいました!
物語は「お祭りの日に嘘をつくと、その嘘が本当になる」という噂から始まります。
しかし、その代償は恐ろしい呪いであり、命をも脅かすものでした。
主人公は「気になる人が自分に思いを寄せてくれていたら」という願いを抱き、その嘘をついてしまいます。
嘘が現実になるという独特の設定が魅力的なホラー・ファンタジーです。
主人公が意中の相手に嘘をついたことで、呪いに苦しむ姿が描かれています。
呪いの影響で周囲の人々に冷たい言葉を投げかけてしまうシーンや学校での孤立感、呪いの真相に迫る過程は見逃せません。
畔藤先生の巧みなストーリーテリングと感情描写により、最後まで目が離せなくなること間違いなしです。
この作品は、ホラーやファンタジーが好きな方だけでなく、感動的な人間ドラマを求める読者にもおすすめです👻✨💖。