二章目二人の揺れる友情
共に過去を語り合った二人
さぁ最後の結末を始めよう
扉を挟んだ向こう側はどうなっているのだろう?
がらがら
開けてみると
ヒュンと冷たいペインティングナイフが空を切る音がしたと同時にナイフの先が翻りれいの手を射とうとしたが当ては外れた
最悪だ
北沢の手に当たった
「ぐっ」
とっ短い悲鳴を上げた
そして悲鳴が聞こえてないかのように残忍に無理やり血で滑るペインティングナイフを引き抜いた
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ」
耳をつんざくほどの北沢の悲鳴がこだました
「はぁーはぁー何が目的だ」
痛みで息が切れる北沢が聞いた
『まだわからないのおまえの命だよ』
「なら喜んでやろうそのかわし我の教え子には手を出すな」
『嗚呼』
おもいっいり体を広げ目をつむった
北沢を殺そうとしてちかずいてきた
何かが目の前を横切った
「やめろ!!」
北沢が目を開けると
そこには血まみれのれいがいた
北沢が目を見開いて言った
「愛平!!なにをやってる!!」
『あの子が勝手に来ただけだよ』
冷淡に言いはなった
「そんなまたすっすくえなかっかかったたぁ」
北沢が震える声で言った
「ねぇどうして君たちは仲良くできないの」
すいが言った
その瞳は黒く濁っていた
「あっ嗚呼」
なにかを悟り痛みでふらつきながらもすいの前に飛び出した
とっと同時に白い閃光が走った
「ぐぁぁぁぁぁぁぁ」
悲鳴と共に窓ガラスにぶち当たった
どしゃとガラスの割れる音と人がぶつかる嫌な音が混合してとても歪な音になった
「っーはぁーはぁーこれっ以上やるなぁ」
その場に滑り倒れて動かなくなった
「おっおいきゅきゅきゅうっきゅしゃだ」
「だっ誰こんなことやったの」
「きずいてない」
「もしかして君かい私の大切な子を」
ゆらりと近付いて魔法で弓を作った
『あはっあはははは君の子達は全員面白いね』
ぎり
「なぁこれでいいんだろみんなで死のうふふふふふ」
[なぜだなぜだなぜ動かない動かせない嗚呼バカだ傷を受けすぎたふっこれで終わりかつくづくバカだった]
目が覚めたのは病院だった
「よかったぁーおはよー」
「あれ助かったぁ」
ばそりとれいが呟いた
「うんれいのお陰でハッピーエンドだよ」
「何をしたのかわからないがよかった」
[まだ傷が痛むそれでも助かった全員無事かなぁー]
「北沢先生は?」
「部室で治療中もう美術のお仕事はできないかもそれでも彼はここに残るとおもう」
「そうか」
まだもう少し続く
美術室の幽霊 夢野ゆみ @21cf477
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