最終章 「天真爛漫」

最終章「天真爛漫」

私たちは怪力堕天使を倒し次へ向かおうとした。しかし堕天使達が周りから消え、更に謎の悪感が私たちを襲って来た。もしかしてこれが反逆の圧力なのか...?私たちは急いで構えをして戦闘態勢に入りなおした。

「この緊迫感はもしかしてもうお迎えに来たということなのか?」

「あたしは会ったことがないから分からないけどこの威圧的な雰囲気は結構ヤバい気がピンピン感じているよ...」

「まさか...こんなはやくに...でもなんでなのだ?まだうごいていいときでもないのに...とても奇妙なの」

「この肌がピリピリする感じh...」

すると突然目の前がとてつもない光に包まれた。まるで太陽のような輝きだった。だんだん光が収まってくるとそこに居たのは反逆蝶アトラスの人間の姿だった。私はある一つの疑問をアトラスにぶつけた。

「堕天使達はどうしたんだ?それにその姿は一体...?」

と聞くとアトラスは戦慄するような答えが返ってきた。

「堕天使...?あぁ幽閉したよ あんな役に立たんゴミカスを使う必要がもうなくなったからな」

「幽閉ってことはまだ生きているってことなのか?」

「あぁ あえて生かしてやったんだよ それにさっきの二人いた堕天使どうなったと思う?」

「どこってどこなのー!」

「それは今俺の中にいるんだよ...更なる力をつけるためになぁ!」

そう言った瞬間、私のお腹にアトラスの拳がいつの間にか当たっていた。

「う...あぁ...?」

何か起こったのか分からないけど少なくとも私は今アトラスに殴られ血が出ているという事実が残っている。早すぎて私の目には全く見えなかった。強すぎる...次元が全く違う...私たちはどうすればいいんだ?さらにアトラスが私の質問を返していた。

「さらに俺は不老不死の力をこの魔導書のおかげでもっているんだよ もうお前らが叶う相手ではない...」

更にアトラスが煽ってくる。本当に一体どうすれば勝てるのか?私たちの力だけでどうやってアトラスと倒せれるのか?いろいろなことを考えていたがこれしつこいようだが本当に勝てるのか?むっつーも攻撃しようとして広範囲の炎を出したが焼くところが逆に炎がむっつーに返ってきてダメージが倍増しながらむっつーがダメージを負っていた。むっつーもどうすれば勝てるのかとものすごい考えていたのせいなのか私が言っていることに全く聞いていない。正直もう勝機を失ったような気がしてどうしようか考えていたら天から朝秋が優雅に降りてきた。今までに見たことのないぐらい優雅な姿をしていた。

「朝秋?その姿は何?この神々しい服は?」

「今まで隠していた僕の真の力だよ 大分時間はかかるけどね」

と私は朝秋の真の姿に驚いていたがアトラスの方は驚く表情もなければ臆することもなく朝秋に襲いかがった。だがいとも簡単にアトラスの攻撃をかわした。

「うわ危な!もう少しで私たちに当たるところだったんだけど!?」

「...大丈夫かな?今から見てて欲しいことがあるんだ。」

「見てて欲しいこと?なにそれ?」

と私が言うと突然朝秋がアトラスに向ってその武器を使って攻撃をした。するとカン!という鈍い音をしたと同時にアトラスの傷が完全に治っている。完全に不死身の肉体になっていることは私たちにはすでに分かっている。ならなんで私たちに不死身になったアトラスを見せたのか疑問に思っていた。その答えが割とすぐに返ってきて私たちはその答えに困惑していた。

「今から僕の力を一回この武器に宿すよ でも君が持つんじゃない。君の友人に持たすんだ。君は踊り子の力を使ってアトラスの動きを止めて欲しいんだ。もちろん責任重大なことさ」

「わ...分かったよやって見せるからむっつーは秋朝の剣を受け取って欲しい」

私はそんなことを言いながらアトラスを前に舞を踊った。神の力のおかげでまるでこの世の時間が止まったかのようにアトラスの動きが止まった。

「な...なんだこれは...!俺の動きが止まっただと!?まずいここから脱出しないと...!」

「準備が完了したよ。アトラスにとどめを刺すのは君たちの役割だ。今、その力を開放するときなのさ」

(残心黄昏斬り・一心不動)

アトラスの頭にむっつーの如意棒が当たりだんだん力が抜けていく様子が見られた。こうして私たちの冒険に幕を閉じた...

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血脈相承のオドゥムリヒト ―約束の地に眠る陰陽― @Kurenai011

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