推しを救う為なら狂いもする

事故がきっかけで大好きな作品の中に転生。この人生の目標は、不幸な結末を迎える推しを救いたいということ。
その推しのジルという少女がなかなか狂っていて可愛いです。お母さんに言われたから笑顔にこだわるという素直さもいい。
ジルを助けようとするサイクも、一見普通の人間を装いながらしっかり狂っていて、この2人が幸せになれるラストはどういうものなのか、非常に気になります。

推しと出会って同棲、しかもお風呂まで一緒に入るという羨ましい状況なんですけれど、ジルの背景を考えるとそれすらも微笑ましく思えました。

講談のようなはきはきとした文章はリズムがよく、作品に没頭できます。

ちょっとダークな推し活、ぜひお読みください。

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