青森県民ですが津軽弁は喋れません!

夏川みかん

第1話転校

舞台は東京、睦月高等学校。ここで1つの物語が始まろうとしている…








私の名前は早生 千雪わせ ちゆき

睦月高校に転校してきた女の子である!

今から自己紹介をするんだけど一つだけ問題があるんだ…

「みなさんこんにちは!青森から転校してきました、早生千雪です。」

そう答えると

「え、青森ってりんごの?」

「寒いとこじゃーん」

これは全然いいんだけど…

「青森ってことは津軽弁喋れんでしょ?喋ってみろよ!」

そう。これだ

今言ってきたのは1番後ろの席の金髪男。

見るからにいじってくるタイプの人間だ。

ここで皆さんに説明しましょう!

青森は大体3つに別れています

左半分が津軽、右の真ん中から下は南部、右上は下北となっているんだけど津軽弁を喋るのは左半分の津軽です。

南部は南部弁、下北は下北弁となっていて青森県民全員が津軽弁を喋るわけじゃないの!!

私は南部の方に住んでいたから津軽弁は喋れないってわけ。

だから本当は「津軽弁は喋れませーん!」って言いたい所だけどそう言っちゃうと静かな雰囲気になっちゃうから、怒りを込めて…

「さすねぇ…とかですかね」

「おおー!すげー」

「なんて言ってるか分かんないけど青森弁だ!」

ふふ、意味が通じないと悪口言ってもバレな…

ん?あの金髪のひとが笑ってる…意味が通じてるとか…そんな訳ないか

すると先生が

「それじゃあ菅原…後ろの金髪の人の隣の席に座ってね」

そう言った。

え、あの人の隣!?なんか嫌だな〜

そう思いながら席に着くと

「なあ早生、お前なんで悪口いったん?」

そう言ってきた。

「え?」

バレてたの!?ど、どうしよう…



次回!バレていたことに気づいた千雪!一体どうするのか!

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青森県民ですが津軽弁は喋れません! 夏川みかん @mikan28

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