第5話 教会

書くの忘れてたぁー。

――――――――――――――――――


~ハイドル視点~


「まぁどのみちでも、取り敢えず教会には挨拶しておいた方がいいんじゃない?」

「ですよね。........腐ってませんよね?」

「腐ってるって?」

「賄賂を渡しまくってたり、気に入らない人を蹴落としてたり。」

「あぁ、その点については大丈夫よ。女神の前では誰しも平等であるとかなんとかで絶対中立を保ってるわ。」

「ならよかったです。」

「じゃあ、いきましょうか。」

「え、今から?」

「今から。」


.........


そーんなこんなで教会に来ましたよっと。

ステンドグラスにマリア様の絵が描いてあったり、天使の絵が描いてあったりする。


「すいませーん?」


呼びかけてみると、黒の修道服に身を包んだシスターさんがやってきた。


「あぁ、フレイさん。呼びましたか?」


フレイさんって言ったんだ、このお姉さん。


「いえ、呼んだのはこっちの子です。」

「うん?羽生えてません?」

「天使ですから。」


そう言ったらなんか跪かれた。


「いやいやいやいや、跪かなくていいですから。」


「天使ですから。」

「元天使みたいなものですから!」

「元天使?」

「えーっとですね......(片翼説明中)...ってことです。」

「それはそれはさぞ大変でしたでしょう。どうぞこちらへ」


んで、教会の執務室に案内された訳だけど。


「うーん.......マニュアルのどこにも対応が書かれてない...」

「そりゃ片翼の天使が天界から堕ちてきたなんて事象ある訳ないでしょ。」


フレイさんのツッコミが鋭い。


「まぁひとまず素性を聞きましょう。まず種族は?」

「天使です。」

「名前は?」

「ハイドル=ユーデンライトです。」

「性別は?」

「女です。」

「どうしてここに?」

「天使ですから。」

「マリア様についてはどう思っていますか?」

「天使の指導者的な人と。」

「ナースドについては?」

「マリア様の姉と。」

「え、そうなんですか?」

「え、人間界では知られてないんですか?天魔大戦起きるまでは仲良好でしたよ?」

「........マリア様の姉を呼び捨てにしてしまいました...」


シスターさんがなんか口を開けてポカーンとしてる。なんか言っちゃいけないこと言ったかな?


「まぁ今は姉妹喧嘩中ですからあんま気にしなくていいと思いますよ。」


まあでもこれで、人間界との情報の差異を確認出来たし、無駄ではないかな。

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片翼の天使 夜桜洋和 @yomudakenohitoda-yo

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