概要
この瞬間は、誰にも侵されない生涯の財産
バルベルデ帝国の皇子、アレストルは異世界から来た聖女、ヒロムに密かに思いを寄せていた
そんなある日、公務を終えたアレスは時間が余っていたこともあって息抜きがてら帝国で遊ぶことをヒロムに提案する
そんなある日、公務を終えたアレスは時間が余っていたこともあって息抜きがてら帝国で遊ぶことをヒロムに提案する
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- ★★★ Excellent!!!今だけは皇子としての羽織をそっと置き。 貴方だけの騎士として。
帝国の皇子である『アレストル』と聖女の『ヒロム』は公務として孤児院に訪れる。子どもたちと戯れるヒロムをアレストルは木陰からそっと見守る。皇子はその後、偶然にも生まれてしまった時間を活用して聖女様を食事に誘うのだが……。
自身の置かれた状況や身分。言われようがないのに埋めようがないものに対しての諦めと反抗。相反する二つの感情を優しく包みこむのは想い人の存在。
貴方から直接何かを受けようだなんて思っちゃいない。ただ、回りへ無造作に振りまかれる貴方の表情、仕草が少しでも自分へ向けられたものであると実感したい。
それは傲慢な願いなのかもしれない。
皇子らしからぬ気持ちかもしれない。
葛藤から…続きを読む