輝く月と麗しき塵芥、宇宙時代に適応した〝人狼〟の少女

地球温暖化問題をベースに繰り広げられる美しいSF作品。ハティ・ベオウルフという少女とカントクのやりとりと、描写される幻想的な光景が素晴らしいです。

月は、地球にとって欠けてはならぬもの。
月を削って、温暖化対策をしつつ、第二第三の人工の月を建設する……その人類の行いがどこか歪なようにも感じつつ、リアリティと人情味を持って描かれる世界観が綺麗です。