冤罪で処刑された令嬢の怨念を晴らす為に憑依し悪魔と共にざまぁを遂げる
- ★★★ Excellent!!!
王子の婚約者でありながら、別の令嬢に懸想し婚約者が邪魔となり、婚約者に言われなき宝刀窃盗の罪をでっち上げ、婚約者の彼女は冤罪を被り処刑される。処刑前に彼女は神に無念さを訴え、神は彼女の願いを叶えるべく、生前極悪非道の限りを尽くしたヒロインの魂を彼女の身体に憑依。彼女に憑依したヒロインは、悪魔と契約し、手始めに、冤罪の罪を着せた王子の恋人の魂を抜き、ヒロインがその彼女の身体に憑依し、彼女に成り替わり、冤罪の罪を着せた王子に近づき、冤罪となった宝刀窃盗事件の実行者に罪を詳らかせた。という人外の方の協力を得ながらの、ざまぁ、の展開が奇想天外で大変面白く読ませて頂きました。
最後にまさかヒロインが憑依した身体が誘拐され、身代金が支払われていたにも関わらず実家に戻されず、奴隷同様な生活した後野倒れ死んだ令嬢で、憑依後すぐその兄にあたる令息に出会うとは。そのまま貴族令嬢としてリセットされて暮らしていく未来の結びに感激しました。ヒロインの魂がハッピーエンドになるとは。