【Novel meets Music】壊れた人形
下東 良雄
壊れた人形
どちらともなく 交わす挨拶
世界のすべて 色付いていく
雨の学校 昇降口で
キミの姿に ボクは気付いた
傘を忘れて 困ってたキミ
ボクは笑顔で 声掛けてみた
「どうしたのかな?」
「傘ないのかな?」
「だったらボクと帰らないかい?」
そんな勇気が ボクには出ない
雨音だけが 心に響く
手を延ばせない そこにいるのに
ボクはどこまでも壊れた人形だ
晴れた週末 本屋の中で
彼の姿に 私は気付く
本を立ち読み 微笑む彼に
私はそっと
「なに読んでるの?」
「隠さないでよ?」
「私だけにはちょっと教えて?」
そんな勇気が 私にはない
インクの香り 鼻孔に残し
声が出せない そこにいるのに
私はいつでも壊れた人形ね
どちらともなく 交わす挨拶
世界のすべて 色付いていく
視線だけでは 伝わらないね
勇気を出して 言葉を交わす
心に芽吹く 小さな
笑顔の水で 花と開いていく
思いだけでは 伝わらないね
手をつないだら 鼓動伝わり
気持ちは熱く 瞳が
近づくふたり 唇を重ねた
これからふたりは微笑む人形さ
−−−−−−−−−−−−−−−−
『壊れた人形』をお読みいただきまして、ありがとうございました。
この歌詞を元に音楽生成AI「SUNO」で実際に楽曲を作成いたしました。
ブラウザ上で再生できますので、ぜひお聴きくださいませ。
※ AI ですので発声や発音などが若干不自然な点もございます。
温かい耳でお聴きいただけますと幸いに存じます。
壊れた人形 Be Brave
作曲: SUNO AI / 作詞: 下東 良雄
https://suno.com/song/57d9f23b-545d-45bc-8c2b-35b9131b6173
【Novel meets Music】壊れた人形 下東 良雄 @Helianthus
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