第2話 2回目の入学式

親の車に乗せられ私は学校へと向かった。

近所のパーキングに車を停め10分ほど歩いた。

その間私は内心超喜びながらウキウキで学校へ向かった。


学校に着くと、すでに懐かしいメンツがいたが、当然まだそんな事にはなっていない。

それに…八木さんもいた。

八木さんは小学生からの友達だ。

彼らの初対面、私の再会は先生の言葉で中断された。

「えー…ただいまより、○○○年度、○○小学校の入学式を始めます。」

もう内容なんて覚えてなかったが、聞いてると意外に思い出してくる自分がすごかった。


あっという間に入学式は終わりを迎えた。

「えー。これにて、入学式を終わりたいと思います。各自、帰宅してください」

これからの快適(だと思う)生活がとても楽しみだ!

柳原「入学式終わった…これからは…」

お父さん「これからって?」

柳原「あっ、ああお父さん!これからの小学生が楽しみって事だよ!」

お母さん「確かに、楽しみだね!」

ふぅ、なんとか誤魔化せた…バレたら変人だと思われる、できるだけ隠しとこう…

停めてあったパーキングから発車する。

懐かしい景色だ。いろんな思い出が蘇る。

実は、私は他県で仕事をしていた。

なので、実家に帰省はしていたがここまで来ることはなかったのだ。

家に着いた。

お父さんは綺麗に停めて車を降りた。

私たちも続いて降りた。

戻り手洗いをすると自分の部屋に戻る。

柳原「そういえば、どんな部屋だったっけ…」

辺りを見回す。すると、懐かしいおもちゃが!

タイムスリップしているので、まだピカピカなまま。本当は、もう色褪せている。

懐かしんでいると、お父さんから声をかけられた。

「敬一!お前が好きな番組始まったぞ!」

子供の頃は、学校終わりのテレビが好きだった。

「お!今行くよ!」

慌ててテレビへ向かう。

「はっはっは!世界を支配してやる!」

「させないぞ!」

久しぶりにこの声を聞いた。

その後、その番組を30分くらい見ていた。

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小学生やり直して悠々自適な生活したい @kyor3n777

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