小学生やり直して悠々自適な生活したい
@kyor3n777
第1話 やり直し効いちゃったんだけど??
僕の名前は柳原敬一。ただのサラリーマンだよ。
最近会社で仕事してるうちに、一つの思いが浮かんだんだ…それは、
「あの頃に戻りたい」ってことだよ。
あの頃は良かったなぁなんてよく掘り返すけど、会社の仕事よりは宿題の方がいいし、
あの頃はみんな水入らずで接してたから、仲もよかったんだよねぇ…
なんて。そんな事できないんだけどね!
そんな誰に向けて説明してるのか分かんない言葉を考えながら仕事をする。
そんな時、課長の耳障りな声が聞こえる。
「おい!!柳原!ちょっと来い!!」
…終わった。絶対説教だ。重い足取りで課長へ向かう。
課長は冷静に聞いた。
「お前さぁ…この仕事舐めてる?」
やっぱりと思いながら返す。
「い、いや…」
「じゃあこれはなんなんだよ!!!」課長が怒鳴る。
数十分に及ぶ説教がやっと終わり、この世の終わりみたいな顔で柳原は戻ってきた。
「はぁー…いますぐにでも辞めたい」
すると隣の八木さんが声をかける。
「柳原さん、大丈夫ですか…?」
ちょっとびっくりしたが返す。
「う、うん…」
八木さんが耳に囁く。
「あの人言ってることちょっと意味わかんないですよね…」
柳原は静かにうなずいた。
仕事が終わり、家へ帰る途中…
柳原はつぶやいた。
「やっぱ大人辛いわ…学生時代に戻りたい
よ…」
説教が堪えたのか辛そうにしながら歩いている。
家の鍵を開け中に入る。
「ただいまー…」
そのまま柳原はソファーに綺麗にダイブした。
そのまま眠りに落ちる。
???「敬一!起きなさい!」
懐かしい声に起こされる。
「あれ?母さん?」
見渡すと実家だ、それに、なんか体が小さい…
隣には新品のランドセル…
お母さん「敬一!入学式行くわよ!準備して!」
あれ、これってもしかして…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます