第4話 十字架

 君はどうやら死んでしまったらしいね。君の両親が臓器提供をすることを決断したと言ってきたよ。全てお前のせいだ。と言っていた。それとこうも言っていた。二度と同じ過ちを繰り返すなともね。君の両親は優しい。君が死んだ事も伝えてくれた。それに僕に助言もしてくれた。それだけで僕は十分幸せ。けれどやっぱり君に会って謝りたい。もう一生願わぬ願い。僕は十字架を背負って生きていく。

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