『ブキミッシュ』 下
ブキ・ミッシュは、言った。
『あなたがた、仲良しではなさそうですね。共同して地球を占領するつもりできたのではなく、争いにきたのではないですか? つまり、敵同士、とか。』
『いや、われわれ、ダレ・モン・ソーダがやなやなや、先にきていたのだやなやなや。』
『いやいや、オオ・ムカムカは、ダレ・モン・ソーダに攻撃されたから、出足があ、遅れたぞら。ぜなややなやなぜなやなやな。』
『つまり、喧嘩してたんだ。ね、これ、一万年前の地球です。地球の周囲に宇宙船とかいないし、ほら、人類の周囲にもそれらしき姿は見えない。もう、10万年遡ってみます………おなじでしょ。50万年前。ホモサピエンスが出てくる時期ですが、やはり、外来宇宙生物はいないみたいです。500万年前、さらに、1億年前。10億年………40億年。あなたがたの姿は、見つからない。』
『やなやなやなやなや。これは、つなぎ合わせでやなやなやなやなや。証拠にはならない。』
『ぜなぜなぜなぜなぜな。然り。証拠にはならないぜなぜなぜなよ。』
『じゃ、そちらから、証拠を見せてください。』
『んだ。こりは、オオ・ムカムカ帝国初代皇帝が書いた、所有物件リスク。いや、リストぜなぜなぜな。ここに、『ちきう』と、書いてあるぜな。46億年前の書状ぜなぜなよなぜな。』
『なんの。こちらは、やはり、46億年前に、ダレ・モン・ソーダ評議会が作った議定書なり。‘’ちきー、は、わが、支配下にある。‘’ とありなやなやなやなやなやなやなや。』
『なになに。はあ、でも、この、書かれた物質は、どちらも、1000年ほど前のものと、出ました。』
『きみ、それは、なんぜなぜな。』
『宇宙空間にある物質すべての、成立年代を測定する装置です。この宇宙なら、すべて、わかります。ただし、ブラックホールとかは、だめです。』
『信頼性がないぜなやぜなぜな。やはり、オオムカムカ基準マークがないと、信頼できないぜーな。』
『いやいや、ダレ・モン・ソーダ検定協会のマークやなやなやなやにやなやなやなーや。な。』
『はあ。機械そのものより、マークですか?』
『そのように、決まっておるぜらな、ぜーな。ぜなぜなよなぜな。』
『まあ、お互いに、いささかは、信頼しているわけよななやなやなや。しかしながら、地球は、だめでやなやなやなやかや。』
『はあ。さっき、ビョータンさんにチェックしていただき、合格したのですが。ビョータンさんは、信用できない?』
『ビョータンさんは、信用するやなやなやなや、しかしやな、君は、信用ならないなやなやなやな。』
『んだ。ぜや。』
『はあ。あなたがた、地球の偉い人たちと、なにも、違わないですね。残念です。』
『きみは、まだ、わかいぜなぜな。そう、かんたんには、ならんぜななぜなぜ。』
『だやなあ。理想主義では、政治や、食糧確保には、ならなやなやなやなやなや。やーな。』
『んだ。ここで、食うのはやめっかすからぜなぜな、帰りぜな。』
『だやな。ここまで来た、勇気は讃える、たいしたもんだー、やなやにやなや、なやなやつ。』
ブキ・ミッシュは、ビョータンのところに、帰ってきた。
『ぼくの身体は、ハコフグさんみたいに四角いです。地球の人々には、よく、笑われました。しかし、彼らは、笑わなかった。ビョータンさん。ぼくは、地球全部を破壊する爆弾を作りました。地球人類に仕返しするつもりでね。でも、彼らは笑わなかった。話にはなりませんでしたけどね。だから、爆弾を使うのはやめにします。ぼくは、異次元に隠れて、成り行きを見届けてから、消えます。地球は、彼らに任せますよ。しょせん、ぼくの出る幕ではありませんから。では、さようなら。』
『そうか。逃げるのかな?』
『はい。逃げます。闘争ではなく、逃走こそが、いまや、市民の生きる道です。逃走用のワープ通路を各地に開きます。できる限りの一般人を逃走させます。』
『なるほど。では、わたしが、地球人類全部を、異次元に運んでやろう。ならば、文句あるまい。』
『はあ。文句ないですがね。ぼくは、用済みですね。』
『なんの。わたしの弟子になりなさい。面白い世界を沢山見せてあげよう。それから、いずれ、地球に戻って、まだ、可能ならば、人類を戻しなさい。まあ、異世界で、地球人類が生き延びる保証はないがなあ。やはり、殺しあいをするかもな。』
『そうですね。』
おわり
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ちゃあ〰️〰️〰️🐻
『ブキミッシュ』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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