王道異能バトルラノベの完全栄養食

先日「妖精の物理学―PHysics PHenomenon PHantom―」で電撃大賞を受賞した電磁幽体先生の過去作品です。もちろんものすごく面白い。
しかしこの作品は、これを書いている今現在で評価が星6しかありません。はっきり言ってこんな良作が埋もれてしまうカクヨムの環境はめちゃくちゃ改善の余地があります。
「妖精の物理学」が、受賞発表後のプロローグしかない状態で星が27から91まで増えているので、潜在的需要はあるものと思われます。「電撃大賞受賞者の作品が気になっている」人々が、まだこの作品に気づいていないだけです。噓か真かこの作品の星がある日突然10倍とか50倍になってもさほど驚くことではないという者もいます。それがボクです。
この作品は、厨二に鋭く効く台詞と技名、ボーイミーツガール、無感情ロリ、死別済おねショタ、レジスタンスの精鋭能力者、異能の継承、折れて燻っていた少年の再起を含む王道異能バトルラノベです。これはもう完全栄養食といっても過言ではありません。
しかも構成も丁寧で尺もちょうどよく、伏線回収も気持ちいい…! まさに"最強"の作品です。
最強=神 「星滅のリット」は最も"神"に近い作品なんです。

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星滅のリット