きゅんとするような恋。
恋の感情は「濃さ」
どの歌も、薄いなんて言えない、恋の感情。
31音で表されたストレートなラブソング。
余計な言葉も解説もないから、なおさらこの歌の世界にログインしていく感覚。
個人的には恋して、思い悩み。その感情に迷宮入りに成ながら、じょじょに関係性を深めていく。愉悦の果てに感じる愛しさという展開(コード)が最高だと思うのです。
この短歌の秋企画中に、レビューコメントできなかったことが悔やまれます。
でも、今からでも、遅くない。
余計な言葉はいらない。
この6つの歌を順番に、読んだら――。
甘く優しく艶やかで。恋がやがて愛になる、そんな全部乗せの、贅沢な短歌でした。