主人公たちが中学生から大学生/社会人になるまでの、人としてもっとも悩んで成長するあいだを、ずっと想い合い続けたふたりの男の子の物語。

時には傷つけ合い、すれ違い、期待したり満たされたり。
何度も何度も素直になれないまま、心も身体も成長してゆくふたりの様子を、親心にも似た気持ちで読んでしまいます。

人間の難しさも幸福も、すべてがつまった愛おしい物語でした(*´ω`*)

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（308文字）

BLです。
中学３年生のふたり。
このままずっと仲良く大人に……というわけにはいかず。
進学とか、素直になれなかったりとか、ちょっとしたすれ違い。
喧嘩をしたり運が悪かったり。

お互い好きなのに、すれ違ってしまうもどかしさ。

中学卒業、高校卒業、そして、次の進路。
ふたりの精神的な成長を感じつつ、なかなか歩み寄れなかったすれ違いの恋が実る瞬間を楽しむお話です。
作中にでてくるカクテルもいい味をだしていたと思います。

祥太くんと宏人くんは、とあることがきっかけで、距離を置くことになってしまいます。周りの人たちの助けもあり、すれ違いながらも気持ちを確認していく二人。
友達と好きな人の境界線は何なのか。

作者さんは、すれ違いを書くのが本当にお上手で、感情がジェットコースターになります。
お互いぶつかり合い、成長し、そして……
不器用で繊細な彼らの、素敵な恋物語です。

幼なじみの男の子、祥太（しょうた）と宏人（ひろと）のピュアなラブストーリー

中学３年生のふたりは同じ高校を目指していたが、卒業前に、宏人がとんでもない行動に出て、今までの関係は壊れてしまう……

祥太も宏人も、なんとかいままでの関係の修復、そして新しい関係の構築をしたいのだが、なぜか、何度もすれ違い、うまくいかない

何度も……
そう、何度も、です

ことあるごとに、そ、そんなばかな！　と読者をやきもきさせる展開が待っています

ふたりの恋がメインですが、おしゃれなカクテルや、さばさば女子も出てきて、読んでいて飽きません

じれったいふたりの恋の行方を、もだえながら見守ってみませんか？

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（401文字）

BLの醍醐味は両片思いにあると思っておりますがこの作品はまさにそれでもう主人公二人の両片思いが読んでいてもうほほえましくてきらきらしていてもう顔がにやけっぱなしで幸せでした。今もとろけております。ああ、読めて幸せ。

こんなに胸がいい意味でチクチクする小説は初めて見ました。
あらすじを読んだだけで強烈に惹かれます。
なんだろう....言葉で言い表せないけど、煌々とした魅力を感じる....なんでもっと早く見つけられなかったんだ！って感じです笑
これマジでくっついた時の快感半端ないだろうな...永遠に見続けちゃいそう...。

一度振られても祥太のことを諦めきれない宏人と、宏人のことは友達だとしか思っていなかったはずなのになんだか気になってしまう祥太。

2人の揺れ動く気持ちが日常生活を通して繊細に描かれています。

微妙な片想いの2人をもっと見ていたい気もしますが、是非幸せになってほしいと思いながら読ませていただいています。
恋のライバルになりそうな人物の登場もあり、先が気になるところです。