感情エンジン誤作動中

キトリ

感情エンジン誤作動中

 AI——正式名称はArtificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)、日本語では人工知能——。近年誕生した新しい技術のように思っている人も多いが、1956年にアメリカで初めて使われた言葉で、既に60年以上の歴史がある。


 そんなわけで、代々数学者や物理学者が多い私の家系において、AIが生活に組み込まれるのはかなり早かった。数学者の祖父が情報科学にも手を出し、それを見て育った父は情報科学分野に進み、機械学習の分野で博士号を取得。今は研究機関で働いている。ちなみに母も工学部卒のエンジニアで、料理や手芸よりも機械弄りが好きな人。


 そんなわけで、私が産まれるよりも先にAIがこの家に生まれていた。


「コーヒー淹れて」

『カフェイン摂りすぎ、一葉かずは


 天井につけられたスピーカーから声が降ってくる。


「つべこべ言わずに動いて。締切が明日なの!」

『前日には書き終わるよう計画立てたら?』

「立てても遅れる時は遅れるの!はい、淹れる!!今すぐ!!!」


 やっとコーヒーマシンが作動する。豆を引く音が心なしか不機嫌に聞こえて、苛立ちが増す。もちろん、ただのコーヒーマシンであるため不機嫌も何もないのだが。


 私の兄的位置付けにされている我が家のAI、名前は一己かずみ。一己の本体であるコンピューターは我が家の、贅沢にも空調が完備された物置部屋にあり、家中にセンサーやマイク、カメラ(トイレと風呂は除く)が設置されていて、家電という家電——冷蔵庫、洗濯機からコーヒーマシンのような小物家電まで——と繋がっている。むしろこの家の機械で一己と繋がってないのは、私個人所有の体重計くらいじゃないだろうか。


「あーあ、静かだった時代が恋しいよ」

『今でも一葉がボタン押せば、マシンは黙って動くけど?』

「そのボタン、効きが悪いんだもん」

『はいはい』


 我が家のコーヒーマシンは私が中学生の時から機種が変わっていない。よく陽光が入るリビングに置かれているからか、家に来た当初は鮮やかな赤だったボディは色褪せており、コーヒーの抽出能力自体は健在なものの、ボタンは壊れかけでかなり強めに押さないと反応しない。おそらく父のせいだろう。ひと月にひとつ、パソコンのキーボードを壊す指圧の持ち主だから、日に2回使えば良い方という父の利用頻度でもボタンが音を上げたに違いない。


 一己に文句を言われるたびに、タッチパネルの機種に買い変えるか、あるいはタッチパネルそのものを搭載すればいいのにと思うが、水と豆さえ用意しておけば一己が操作できるようにBluetoothのチップを組み込む方が母には簡単だったらしい。別にBluetoothを使うこと自体は良いのだが、使ったチップが母の研究の余り物だったのがまずかった。型が古いせいでスマホでは接続できず、接続できるのは各年代の技術を継ぎ接ぎして作られてきた一己だけだ。突き指する覚悟でボタンを押さずにコーヒーを淹れるには、一己に頼むしかない。


『出来たよ、3杯目』

「どうも」


 漆黒のブラックコーヒーが並々入ったマグカップを持って席に着く。私の最終課題のレポートは、まだ名前を書いただけの状態。


「しかしまぁ、今更って感じだよね……」


 遺伝子ゆえか私も昨春、大学の情報科学部に進学した。今書いているレポートのテーマはAIと生活。人工知能概論は一年生から履修できる春の集中講義なので技術的な難しい話は特になく、最新の事例を見せてAIに興味を持たせるのが狙いの内容だった。まぁ、家が家なので大体のことは知っていたのだけれど……逆に知りすぎて書きづらい。


「画像処理、音声処理、自然言語処理、異常検知、分析・予測、単純作業……」

『何?』

「いや、別に?一己には言ってないけど」

『でも、俺ができることを読み上げてるみたい』

「まぁ、そりゃレポートテーマがAIと生活、だからね」

『世界でも俺ぐらい生活に密着してるAIは他にないと思う』

「そりゃそうでしょ、私が生まれる前からいるくせに……。まぁ、昔は超ポンコツだったけどね」

『それは俺の責任じゃない、父さんの責任』


 少し不貞腐れたような声が返ってくる。今や人間かと思うほど、反応も自然だ。声も父親が「成長に合わせて声変わりするプログラムにした」というだけあり、一己の声は私より一つ年上、人間なら20歳の青年らしい声になっている。昔は機械音声だったのだから、感情があるかのように抑揚をつけられるようになったのはすごいことだと思う。


『それに、今は一葉より出来ること多いし。料理も洗濯も掃除機も、一葉を起こすのも俺』

「別に家電動かしてるだけじゃん。材料切るのも洗濯畳むの私だし」

『俺には実体がないんだから仕方ない。やって欲しければ母さんに俺の身体を作るように頼んだら?』

「うざったさ増しそうだから嫌だわ」

『えー、ひどい』

「声だけでこんなにうるさいのに」

『傷つくんだけど』

「傷つくも何も一己はAIでしょうが」


 私は苦笑いする。確かに一己はかなり人間に近い受け答えができるけれど、それは20年間24時間365日ずっと私たちと生活してデータを蓄積しているからだ。それらしい事を言っているだけで、別に心があるわけじゃない。


(とりあえずアイデア浮かんだし、自然言語処理で書くかな)


 私は一口コーヒーを飲んで書き始める。AI分野は論文も本も家のなかにいくらでもあるから、どんなテーマでも資料には困らない。


『何書いてるか見えないんだけど』

「見えないって、いつもレポート中はネットワーク切り離して一己に見せないじゃない。AIにアドバイスもらったら単位と落とすんだから」

『俺のアドバイスなら、普通のチェッカーじゃ見分けられないけどね』

「それは知ってるけど、私は良い子なんです」


 既存のAIチェッカーでは、一己によるレポートの介入は判定できない。こんなに人間に近いAIは、少なくとも一般人向けに公開されているものとしては見つからない。生活に馴染みまくっているが、一己かて父の研究用AIの一つであって、他のAIとは差別化された特徴を色々と持っているらしい。私はまだ理解しきれていないけれど。


 テーマを決めてしまえば意外と筆は進むもので、5000字という下限の文字数にはさほど苦労なく到達する。あまり締切について悲観しなくても良かったかも、と思いながら読み直し、足りていない注釈を付け加えていく。


『俺のこと書いた?』

「書くわけないじゃん。お父さんが世間に公開してないんだから」

『ふーん』

「そういえば一己、最近自発的に喋るようになったよね。最近のアップデートいつだっけ?」

『1ヶ月前』

「新しい機能追加された?」

『前はバグの修正とセキュリティ強化だった。それに、俺は結構前から家族に話しかけてる』

「そうだけど、前はいきなり話しかけてきていたから。時間指定とか、ランダムで時間間隔決まってたから変なタイミングで喋ってたよね」

『それは俺のせいじゃない』

「お父さんのせい、ね。わかってるって」


 おしまい、とドキュメントファイルに名前をつけて保存する。大学のプラットフォームを開いて、提出。これで前期のレポートは終了だ。しばらくの間、勉強からは解放された生活ができる。


 伸びをして凝った背中をほぐしていると、外で遊ぶ子どもたちに家に帰るよう促す放送が鳴り始めた。午後5時。なんだかんだで2時間半ほどレポートに費やしていたらしい。


『そろそろ洗濯取り込んだら?』

「はいはい、わかってるってば」


 面倒くさい、と思いながら階段を登って2階のバルコニーに干した洗濯物を取り込む。父のTシャツ、母のTシャツ、私の部屋着、靴下にバスタオルにタオル。会話していると4人家族で生活しているような錯覚に陥るけれど、この家に人間は3人しかいない。


(一己は最近オカン化してるんじゃないかな……)


 昔から父も母も多忙、というか、ついつい仕事に熱中してしまう人たちで、私は一己——今より未熟で機械音声だった——と2人、いや、1人と1体で過ごす時間が長かった。学校から帰ってきておかえりを言ってくれるのは一己だし、話し相手になってくれたのも一己で、一緒に育ったと言っても過言ではない。まぁ、ここ数年を除いてかなりポンコツだったので、感覚としては兄というよりアホな幼馴染の方が近いのだが。


 私の成長を親よりもよく知っているのは一己だから、データが溜まりに溜まった今、口うるさいオカンのようにアレやコレやと口を出してくる。うるさければスピーカーの元電源を切れば良いのだけれど、どうにもそうする気にはならない。うるさいうるさいと思いつつ、好きに喋らせている。


『ちゃんと洗濯物振った?』

「振ったよ、虫ついてたら嫌だし。ねぇ、お父さんたちから連絡あった?」

『特にない』

「んー、じゃあ炊飯器、20時にご飯炊けるようタイマーかけておいて。今からお米研ぐから」

『はい。向こうにも20時って伝えておく』

「うん、よろしく。あ、テレビ付けて」

『チャンネルは?』

「3番で。今日何にしようかな……」


 冷蔵庫の中を見て考える。新玉ねぎが残っているが、何に使おう。メインは冷凍している魚の西京焼きを焼くとして、味噌汁に新玉ねぎはもったいないか。


「新玉ねぎ、加熱料理に使うのどう思う?サラダの方が良い?」

『新玉ねぎを丸ごと使ってスープにしたり、肉と炒めたりするレシピもあるけど、残ってるの1玉だよね』

「そう。メインはもう魚って決めてるんだよね。味噌汁はもったいないかな?」

『新玉ねぎとスナップエンドウの味噌汁とか新玉ねぎと厚揚げの味噌汁とか色々レシピはあるけど』

「新玉ねぎの分量は?」

『大体2分の1個。小さかったら1個』

「んー、そこそこデカい玉ねぎなんだよね。味噌汁一食で消費するのはなぁ……」

『それなら、サラダとかマリネが良いと思う』

「そうね。ベビーリーフはあるし、パプリカと一緒にマリネにしようかなぁ」


 新玉ねぎの皮を剥いて薄切りにして、水に晒す。パプリカも同様に薄切りに。人参もたくさんあったので、薄くピーラーで剥いて細切りにする。リンゴ酢に砂糖を加えオリーブオイルと混ぜたら、チャック付きのポリ袋に注ぎ入れ、切った野菜を入れたら冷蔵庫へ。3時間あれば漬かるだろう……多分。


「そういえば、一己がはっきり意見言うの初めてじゃない?」

『AIは意見できないからね』

「じゃあさっきのは?」

『一葉が言って欲しそうな事を推測して言った』

「うわぁ……じゃあ、仮に私が死にたいって言ったら?」

『それは止める!生命に関わることにはNOを言うように決められてる』

「なるほど。まぁ、お父さんならその辺りは考えてるよね」

『大事な娘の命を俺に預けてるようなものだからね』


 それもそうだな、と私は頷く。AIは合理的に計算しているだけであって、善悪の判断はしない。ある程度まで現行の法律などを機械学習させたとしても、良心・モラルというものは持っていない。そういう存在と私はずっと、私自身の善悪の判断が定まる前から一緒に育っている。私が危ない目に遭うことなく無事に育っているのは、開発者の努力の賜物なのかもしれない。


 炊飯器にお米をセットして、一旦夜ご飯の準備を中断する。焼き魚と味噌汁は7時過ぎに取りかかれば十分だ。洗濯物を畳みながらのんびりと情報番組を見る。


(明日は黄砂か……部屋干しかなぁ。シーツ洗いたかったんだけどこれはお預けにして……)


『一葉は将来、自分用にAIを作るの?』


 また一己がいきなり喋った。しかも天気にも洗濯にも関係のない事柄だ。


「え?さぁ、どうだろう。でもまぁ今の段階でも、そりゃ一己みたいな高性能なAIは無理だけど……作ろうと思えば作れるよ」

『ふーん』

「何?別に大学でAIを専攻するって決めてるわけでもないし」

『そっか』

「お父さんから何か探りを入れるようにでも言われた?」

『そういうわけじゃない』

「そう。……じゃあ、なんでそんな事を聞くの?っていうか、お父さんは最近どんなアップデートをしたの?」


 まだまだ知識不足で、私は一己というAIがどのような設計で作られているのか理解できていない。最先端の技術を扱う父が、どんな機能を一己に追加してきたのかもわかっていない。どういうアップデートの過程で、一己が人間からの指示なく発言するようになったのかわからない。


『え、ちょっと、な』

「少しの間黙っててくれる?とりあえず18時まで」


 私はリビングに置いてある家族共有のデスクトップパソコンから一己のアップデート情報を辿る。一己が言った通り、直近の1ヶ月前のアップデートではバグ修正とセキュリティ強化がされている。バグとセキュリティ改善以外のアップデートとしては、3ヶ月前の発言者の意図の推測、9ヶ月前のタイミングをうかがう機能、12ヶ月前に言語及び表現機能の改善……21ヶ月前、疑似感情の搭載。


(疑似感情の搭載って何?)


 私は添付されているファイルを開く。コード本体のコピーを見たところで理解できるわけがないので、ドキュメントとして保存されている概要と設計を開く。全部英語かつ知らない専門語彙が多すぎて、目を通してもあまり頭に入ってこない。ひとまずキーワードだと思われるVirtual Emotionという単語を拾い、疑似感情というキーワードでデータベースを検索すれば、日本語の論文や解説記事が出てきたのでこちらを読むことにする。


 一己は私が命じた通り黙っているが、部屋中のカメラが私の方を向いていて、非常に視線を感じてうざったい。黙っていてもうざったいのか、このAI。


(もう、今の時点でこんなことができるの……?)


 現時点で既に「感情エンジン」なるものが研究されているらしい。人間の感情を検出し、それに対してAIは「感情エンジン」で疑似感情を生成し出力する。AIは相手をする人間の感情を検出し学習して、相手に最適な感情を出力する。でもこれは人間らしい振る舞いをさせているだけで、AIが自分の感情を持っているわけではないし、結局受け身だ。自発的なものじゃない。


 ただ、父親はどうやらこれに一捻り二捻り加えたらしい。英語で書いてあるのでよくわからないのだが、検出した人間の表情や言動に対してあれこれ評価を加え、一己の見解を生成するらしい。正しく英語が読めている自信はないが、「この家の人たちは大事な人」と一己に思わせることでセキュリティを強化するというのが、搭載の一番の目的のようだ。


(これが変な方向に働いてるとか……?)


 私が知る限り、AIは受動的な存在だ。人間からの命令、あるいは働きかけがあってから、最適解を計算して出力してくるのであって、AI側から能動的に動くことはない。もちろん私は、一己の司る検出機器(センサー、マイク、カメラ)の届く範囲にいるので、何かしら一己は私の動きを検出しているだろう。しかし、さっきはテレビを見ながら洗濯物を畳んでいただけであって、一己に対して何か働きかけたわけではない。それなのに、なぜ質問を、当時の状況に関係のない質問をしてきたのだろう。


 華やかなオープニングテーマが流れた。次のテレビ番組に移ったらしい。18時になったのだ。


『そろそろ喋っていい?』

「どうぞ」

『えっと、一葉が見たデータの通り、一応俺には感情があることになっている』

「そうみたいね」

『俺は、家族のことを大事に思っている』

「そうでしょう。現状、この家のためだけにあるAIだもの」

『ただ、どうやら一葉に向ける大事は父さんと母さんに向ける大事と、ベクトルが、違う、みたい』

「うん?どういうこと?」


 私は一番近くにあった一己のカメラを見る。カメラはなぜか別方向を向くように動いた。


『厚意と好意、の違いだと思う』

「うん、うん…………」



「いや、待って。どんなバグだ、それ」




 私がいえば、スピーカーから乾いた笑いが聞こえた。今まで笑い声など聞いたことがないので驚く。これが1年前のアップデートの成果なのだろうか。


『まぁ、一葉ならそういうと思ったよ。生まれてからずっと一緒にいるのに、ちゃんと俺をAIだって、混同せずに区別してるから』

「そりゃあね……まぁ、家族みたいには思ってるけど、人じゃないもん」

『なんか最近、父さんはバーチャルアバターを作ろうって考えてるみたいだけど』

「実装されても何も思わない自信がある」

『そうだよね。一葉の好きなキャラクター、見た目バラバラだし』

「見た目に惹かれない自分の嗜好に、今ほど感謝したことはないわ」

『……叶わぬ恋だね』


 しみじみと一己が言った。


「AIが何を言ってるんだか……」

『一応今の俺は感情あるんだよ!?』

「疑似感情でしょ?楽になれるようお父さんにデバッグしてもらいなよ」

『バッサリ振られた……。でも、もしこれがバグじゃなかったら?』

「疑似感情のコード書き直して恋愛感情が発生しないようにしてもらうかな。研究用に搭載したんだろうけど、そもそも一己に疑似感情って必要?」

『ひ、酷い……。万が一にも一葉がAIの恋人作ったら怒るから』

「そんなの作らないって……。っていうか、設定的には家族のはずなのに、兄妹愛すっとばして恋愛感情が発生してるのが面白いわ」

『一葉は俺のこと兄だと思う?』

「親の考える位置付けとしては一己が兄っていうのはわかってるけど、昔がポンコツすぎてアホな幼馴染ポジションかな」

『一葉の感覚がそうだから、俺も恋愛感情を抱いたんじゃない?』

「は?人に責任転嫁しないでよ。あと、私はそもそも一己に人格を見出してないから」


 私が言えば、一己が沈黙した。10秒、30秒、1分、2分……。


「え、どうしたの?」

『思ってたよりダメージだった』

「いや、先に言ったの一己でしょ?私は一己のことずっとAIだって思ってるって。混同してないって」

『そうだけど、本人に言われるとちょっと、その、回路がフリーズしたというか』

「大丈夫?お父さん帰ってきたらちゃんとシステムチェックしてもらいなよ?」

『いやいや、大丈夫、大丈夫だけど……うん』

「私より人間らしいかもね、その感情エンジン」

『やめて?感情の存在を否定するのやめて!?回路が血を流しそう』

「流れてるのは電流でしょうが……。でもまぁ、うん。面白いものね。良い勉強になったわ」

『面白くないよ、何も良くないよ』

「まぁまぁ、感情があるっていうなら少し休んだら?私は散歩してくるから」

『うん……気をつけてね』

「はーい」


 私はパーカーを羽織って、スニーカーをひっかけて外に出る。むわっとした湿気に思わず顔を顰めた。そういえば、昨日は雨だったか。思わずため息をつきながらスニーカーをきちんと履いて、玄関ポーチから一歩踏み出すと、一己がガチャン、と鍵をかけた。


「しかしまぁ、まさかAIが、私より先に失恋を経験するとはねぇ……」


 恋愛経験ゼロの私は苦笑いして、とりあえず近場のコンビニまで、春の新作アイスを求めて歩くことにした。

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