第17話 爆速走れメロス

 メロスは王政が酷いので激怒した。直訴したら死刑になったが、妹の挙式はしたかったので親友セリヌンティウスを身替わりに少し待ってもらった。

 爆速で帰宅。そして挙式。仮眠して出発。爆速で復路発進。途中に暴漢がいたが爆速で吹っ飛ばして走り抜ける。1回水を飲んだ。スゲー美味かった。

 城下町到着。セリヌンティウスの弟子が待機してて伴走しだした。メロスが間に合わなかった場合になじる役割だったっぽいが、ぜんぜん時間余裕あるので何も言われなかった。

 王の許へ到着。その勢いのままセリヌンティウスとクロスカウンター。王様は色々台詞とか考えてたが、なにせリミットまでまだ18時間以上ある。台詞もまだ纏まってなくて、やっと出た言葉は「なんかごめん」だった。


 こうしてメロスは許されたし王様は改心した。ただ爆速すぎてほぼ全裸だったメロスは少女に布を投げられて、ひどく赤面した。

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爆速昔話 しゅら @ashurah

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