仰々しい描写もなくさくっと読める昔話の短編です。異聞と銘打ってあるだけあって、ひと味違う桃太郎をシンプルに楽しめます。何事も偏見は良くない――そう、改めて思うことができる作品です。文体も非常に読みやすいので、空いた時間にでも、是非お手に取ってみてください。