不耐現状歌
椿生宗大
F *ck off
最近は 何に対しても不満ばかり
彼の 彼女の 幸せも
羨ましいと口に出す
最近は 何かにつけて文句ばかり
彼の 彼女の 主張にも
共感できないと騒ぎ立てる
内なる言葉を吐き出して
何度も何度も 何人にも
伝えてしまうが
汚い言葉で激情を露にして
何も生み出せない間に
また一つ 心にシミが増えてしまう
僕の狭い心が顔にも表れているんでしょうか
この頃は鏡に映る自分の顔から
若さが消えてしまった気がするよ
目元の隈が目立っては
更なる闇を瞳に感じさせる
濁っていく純粋さにしがみつきたい
僕はまだ大人にはなりたくないんだ
惨めな自分を嘲笑う人間がいくらでもいる
街を歩けば誰にも僕に興味なんか無くて
それはつまり僕が小物だという証拠として十分だ
僕は俗物に成り下がっていく自分を見ていたくないよ
嘲笑をやめない歪んだ奴らに屈したくはないんだ
僕が歪んだ正義感を振りかざしている人間だったとしても
僕の解釈した世界で曲がっているのはそっちなのだから
エゴを押し付けて
消して僕が霞まないように
僕の生を知らしめるが若く
優美に振る舞わねば ツバキになるのだ
不耐現状歌 椿生宗大 @sotaAKITA1014
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます