破天荒とは真にコレ!

立花氏の作品には「性的」な要素にせよ、「バイオレンス」の要素にせよ、他の誰も真似できない唯一無二の魅力があります。
私はそれに魅せられた一人であり、しばらく作品を追いかけてきたのですが……

カニバリズムの恐怖と新婚初夜の赤裸々な営みが一つのエピソードの中でキッチリ共存してしまうなんて!
で、エキサイトしていたら、いきなり哲学的考察が始まってしまうのです。
この作者さん、どれだけ読む側を翻弄するやら?

長編である以上、この先にはこれまで以上の波乱万丈が待ち受けている筈。
破天荒が常識を突き破っていくその先に何があるのか、見届けずにはいられません。