第55話
なんやかんや言いながらお昼も食べ終わり午後のテストもあっという間に終わりを告げた
今は倉庫にやってきて各々好きなことをしている
私は星夜の足の間で本を読んでいて星夜は私を抱きしめながら寝てる
千夏と達也はスマホを見ながら話をしてて奏弥はパソコンをいじってて悠はゲーム陸は片耳にイヤホンをしながら雑誌に夢中だ
すると何やらドアの向こう側が少し騒がしくなってきた
「なんだか外が騒がしいですね?なにかあったのでしょうか?」
さっきまで寝ていた星夜も顔をしかめながらドアを睨みつけている
すると幹部室のドアが開きメンバーである夏樹くんが入ってきた
「総長!大変です!白鬼の奴らが押しかけてきたみたいです!」
それを聞いて星夜が立ち上がった
「行くぞ。奏弥は念の為ここに残ってくれ」
「わかりました」
星夜は私の方に顔を向けると
「悪いな。友莉香。すぐ戻るからここで待ってろ。千夏も動くなよ」
「わかったけど何があったの?」
「後でちゃんと話す。」
「ん。怪我しないでね」
「おう」
私の言葉を聞いて頭を撫でて星夜が部屋を出ていきそれに続いて達也、悠、陸も続いて出ていった
「お二人共大丈夫なので安心してくださいね」
私と千夏が不安そうな顔をしていたからか奏弥が声をかけてくれた
「ねぇ、これって何が起きてるの?」
千夏が奏弥に問いかける
「白鬼のヤツらが奇襲を掛けてきたのだと思いますよ。とりあえず詳しいことはまたお話しますので」
まだ腑に落ちないところはあるがとにかく待つしかなさそうなので大人しく待っていた
30分ほどして星夜たちが戻ってきた
「星夜!」
私は不安で星夜の元に走りよった
「こら、走んな。」
そんな私をやんわり受け止めてくれた星夜は落ち着かせるように背中を撫でてくれた
「大丈夫なの?」
「あ?大丈夫に決まってんだろ。とりあえず落ち着け。座るぞ」
そう言って私を抱き上げてソファーに腰掛けて膝の上に私を横抱きにした
あなたという光 @sk0815
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