私はサドで本能のままに彼をハイヒールでふみふみする。

第1話

　私の性的思考はサディストである。

　略してサドと呼ぶ。肩書は『大村　麗』高校三年生で文芸部の部長をしている。

　顧問の山下先生に廃部勧告を受けた。少子化に伴う部員不足が原因である。

　あああ、厄介なことになった。

　次の日、渋々、朝の昇降口前に出てチラシを配る事にした。

　むむむ、イケメン男子がチラシを受け取ってくれた。

「おい、そこの男子、入部したらハイヒールでふみふみしてやるぞ」

　あれ、理性が無く本音が出てしまった。すると、イケメン男子は頬が赤くなり、私に入部したいと言い出す。

　コイツはマゾであったかと、私は興奮するのであった。