とにかく、お使いは終了だ。
教室に帰ろう。
私と水琴さんは二年生のフロアに向かって歩き出す。
しかし、水琴さんとの会話はなく困っていた。
気まずいな……
そうだ!紅月の魔女について話をしよう。
「水琴さん、最近は『紅月の魔女』が話題ですね」
「貴女も何もわかってない……」
それは小さな呟きであった。
『わかってない』!?
確かに私は『紅月の魔女』について何も知らない。
「不吉な存在?」
私の問いに水琴さんは下を向いたままでいる。
そんなことを話していると、二年生のフロアに着く。
「でも、私は『紅月の魔女』のことはよくわからないけど。せっかくの縁だから、友達になりましょう」
「ホント、面倒臭いのね……」
私も迷ったが、結果、水琴さんと友達になることになった。