私は雨で濡れた身体を拭き終わると、ツインテールの髪を拭き始める。
「お、そう言えば髪型を変えたのだよな」
やっと、気づいてくれた。
それとも、気づいていて言葉が無かったのかもしれない。
「そのツインテール、似合うよ。髪型を変えたきっかけはあるのか?」
ううううううううううう。
私は名逗琉さんの厳しい問いかけに黙り込んで下を向いてしまう。
言えない、理由が、名逗琉さんの事が好きなんて……。
「ワリ、困らせてしまったみたいだ。でも気になるな、こんなにイメチェンして可愛くなった理由が……」
その後、タオルで髪を拭き終わると、『ありがとう』と言って名逗琉さんに返す。
その瞬間、私は名逗琉さんの手の平を重ねて。
「タオルのお礼、手だけでも温めてあげる」
と、私の素直な気持ちをぶつける。
雨はやみ始めていた、残りの時間は少しか……。