初夜、初日

男は、少年に

新しい衣服と、ご飯を食べさせた

「お前、名前なんて言うんだよ」

男が聞くと少年は

「し、、、し、しおん」

ボソッと言った

「そっか、お前も辛かったんだな」

そう言って男は少年の頭を撫でた

少年は、急に下を向き

今まで我慢していたのか

思いっきり泣いた

「お前、俺のこと怖くないのか」

男は一見チャラそうでクズ男だった。

「おじさんは怖くないよ、逆に優しいって思うよ、?」

「そっか、ありがとうなっ」

そう言って男はニコッと笑った

時計の針は

深夜の3時を上回っていた。

「そろそろ寝るか」 

そう言って

一夜目は幕を閉じた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

早朝、インターホンが激しく押され、

怒鳴り声と共に男と少年は朝を迎えた

ドアを開くと

警察と少年の両親と思われる

金髪とブランドバックを持った母親らしき人と

金髪の金のネックレスをかけた父親が立っていた

「あんたか?!、うちの子を誘拐したのか!!」

そう根拠のないことを大声で叫んでいた

少年が男の背後にいると悟った瞬間

両親は

「ほら!しおん迎えにきたわよ!」っと言っていた

だが、少年は

ひどく怯えていた、強く男のシャツを掴んでいた

男は言った

「おーっと、お宅の息子さん家に帰りたくないらしいよ?」

「な、何を言ってるのしおん、、?」

そう焦りを見せた母親

急に父親が

「おい!、しおん帰ってこい!」

そう怒鳴り、家に入り込もうとした

「おーっと、お父様ここからは、不法侵入ですよ笑笑」

そう男は笑っていった

そして男は言った

「警察のお兄さーん、いいもの見せてあげますよ」と

からかうように言った

そう、男は少年の上の服を脱がした

警察は

「な、、なんだ、この無数のアザは、、、!?」

男は言った

「えぇー、あちらの自称優しい両親がやったんですよぉー?

これって虐待じゃないですかーー?」

警察は事情を察したのか

両親に言った

「これは署でお話を聞かせてもらいますか?

いや、必要ないですね。それでは署まで同行を」

そう言って

警察は両親たちを連れ去った。

「大丈夫か少年?」

そう男は優しい声で聞いた

少年は、どこか寂しげに

うんっと頷いた。





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家出少年とクズ男 Rei.cat @Shiki_shiki

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