見せてもらおうか、カクヨムの予約投稿とやらの性能を


「よし、投稿用に校正完了っと。あとは毎日投稿開始だな。よゆーよゆー」


 カクヨム投稿を決めてから、三日ほどで準備を終えた後。

 幾つかの情報を集めつつ、私は初投稿となる10月1日を迎えようとしていた。


 すばらしき公式エディター機能「予約投稿」を戦友として……


 ☆☆☆


 皆様、こんばんちわ。

 キミサガでお馴染みの皆様、いつもお世話になっております。

 芋つき蛮族です。

 

 今回はカクヨム初投稿とそれにまつわるお話。

 エッセイ四回目にして、ようやくかい!

 って方も多いかと思いますが、此度もお付き合いくださいませ!


 ☆☆☆

 

 予約投稿機能。

 いいですよね、ほんとこの機能。

 ハッキリ言って神。

 細かな時間指定が可能、本数もバンバンいける。

 特に欠点らしい欠点もない。

 強いて言えば、前回までの時間指定を引き継いで欲しいかな? ってぐらいのもの。

(すみません、これは更新スケジュールという機能で対応可能でした!)


 そしてなにより予約投稿を並べていくと、なんか凄い仕事した気分になれる。

 これです。これに尽きる。

 

 予約時間に関してはいくつか試してみた。

 期間的にデータがとれるほどではなかったが、キミサガは現状、以下の理由から0:00更新にしている。

 

 新着リストへの残り方を考慮すれば0:05等の半端な時間に設定が有効。

 だけど、わりと早い時期から常連さんがついてくれていたので少しでも早く読めるようにずらしなし、といった感じだ。

 案外ラグがあって0:00すぐには更新されないしね。


 ん?

 もう書くことがなくなったぞw

 でも大丈夫。

 私にはまだネタがあるのだ。

 

 ☆☆☆


 謎のカクヨム推しネット友人である、彼はこう言った。


「最初のうち、しばらくは二話投稿にするとええで」

 

 私はそのアドバイスに素直に従うことにした。

 単純に沢山読んで欲しいとの気持ちもあったが……

 一番の理由は、ある程度まとまったボリュームがないと「読者に興味をもたれたかもさえもわからない」と思ったからだ。


 なので、初日は三話投稿。

 そこからしばらく基本的に二話投稿。

 まずはこれでいってみた。


 実を言うと、私はカクヨムどころか、☆やPVに応援といった評価機能がある場所に投稿すること自体が初めての身。

 なのでそこらがどう動くかは興味津々でありつつも、同時にめちゃくちゃ不安でもあった。


 果たして自分だけの為に書いていた小説を公開して、読んでもらえるのだろうか?

 おそらく一話だけなら誰かしらに開いてもらえるだろう。

 でもそこから先は?


 つまらなければ即ブラバなんては、なにもネット小説に限った話ではない。

 今日日、無料タダで楽しめるコンテンツなんて山ほどあるのだ。

 なので、一話だけ置いてもそのPV数をみて、果たして読んでもらえたか、なんてことはまったくわからない。

 でも、二話、三話と続けて開いてもらえていれば。

 チラ見程度でも一話を読んでくれたという左証になるのではないか……そんな理由から、この形式での投稿に踏み切ったのだった。


 ☆☆☆


 結果から言えば、初日における一話→二話→三話のPV推移は、ほぼ「2:1:1」という比率に収まってくれていた。

 私はホッと胸を撫で下ろした。

 

 いやすごくない?

 まず開いてくれた人が二桁以上いたのも驚いたけど、そこから半数ほどの人が立て続けに読み進んでくれたのだ。

 応援もそこそこついてので、嬉しかった。

 ☆もチラホラもらっていて喜んだ。

 これは後に、喜ぶレベルの僥倖ラッキーではなかったことを知るわけだが。

 レビューもシンプルに先を期待される内容のものを貰っていたが、これも(以下略


「最初でコケるとアカンからな、ネット小説は」


 彼の言葉が気になりカクヨムでの下調べをした際に、私はその意味をなんとなくではあるが理解していた。

 

 カクヨムには沢山の小説が投稿されている。

 中には驚くほどレベルが高いものも散見される。

 そしてその多くが「死蔵」されていることも、私は知っていた。


「読んでみるとオモロイのはちょいちょいあるんやけど。上手く軌道にのらんと、ご覧の通りやな。それで作者も萎えて折角の良作もエタらせてしまうっていう寸法や」


「というわけで、最初は複数話、そこから毎日更新で少しでもやる気を見せていくのは必須やで」


 繰り返し彼はそういった。

 きっとそういう流れを数多く見てきたのだろう。


「ささっと流行り物の短編仕上げて、完結ブーストで知名度あげるってのも悪くはないけどな。この作者は途中で投げ出す、って思われたらダメや」


 ロ○コンであるという点を除けば、非常に頼れる人物だった。ほんまにな。


 ☆☆☆


 というわけで、いま現在。

 投稿開始から20日が過ぎた時点で、キミサガは毎日二話投稿から、一話投稿に切り替わっている。


 結構ながく二話投稿でやってきたが、そのお陰もあってかPV4000越え、☆も130超え。

 なにより毎日最新の投稿を追いかけて読んでくださり、その上都度応援もしてくださる熱心な読者さんが複数ついてくれている。


 皆様本当にキミサガをご愛顧くださり、ありがとうございます!

 ここまで色んな方に読んでもらえるとは露ほども思っておらず、正直狐に摘ままれたような気持ちでもあります🦊

 今こうしてやれているのも、読者の皆様のお陰です。マジで本当に。

 この場をお借りして、お礼申し上げさせていただきます🙇‍♂️

 

 と、これではエッセイではなくキミサガ感謝会場になってしまうので、最後にもう一つ感じたことば。

 それは、二話投稿を繰り返してきたからこそ、見えてきたものだった。


 ☆☆☆


 二話投稿ベースで二十日間活動を続けて気づいた……というか、PVの動きを観察していて推測に至ったこと。

 それは「初めてくる読者は、第一話以外では最新話を開く頻度が結構高い」というものだった。


 え?

 普通のことだって?

 すみません、私にとっては驚きでしたよこの結果。

 だっていきなり最新話読んでも、なにかなんだか全然理解出来ないじゃん、って思ってしまうクチなのでw


 でもまあ、考えてみたらそうだよね。

 週間連載漫画だって、最初からみてなければ話がわからなくて興味もてないってのなら、どんな漫画も人気でないし。

 アニメだってそう。

 名シーンと呼ばれるものをチラ見して、そこから一気に嵌まるとか往々にしてあることだもんね。


 ラノベだってきっとそう。

 なんだかよくわからないけどこのキャラめっちゃカッコいい、すごく可愛い、とか。

 どの場面からでも引き込まないと読者の心は掴めないんだなー、と今更ながら痛感したわけですよ。


 ちなみになんで初めてくる方に最新話が開かれる頻度高いと感じたかっていう理由は簡単。

 毎日二話投稿すると、最新話のほうが圧倒的にPVが増えていたから。

 基本的に毎話追ってくれている人は、一つ目を開いてそこで止まることはあっても、逆はまずあり得ないので。

 自ずと新規の方が様子見で開いてるんだなー、という推測でした。


 これは作者からしたら、だからどうした、で片付けるには済まない部分かなーと感じてしまった。


 なにせそれまでは、そこまでの話を読んでいることを前提に書いていたのが、「いきなり読んでも作品に嵌まるように仕向けたほうが良い」となったから。

 形態的に、ネット小説は本屋に売られている商品として構成するのでなく、立ち読み週間漫画的にワンシーン読んだだけで「これは当たり」と思わせるキレとパワーが要求されるのだなと認識させられたので。


 そういう面でも、キミサガはまだまだ意識して伸ばしていける、というお話でした!


 ☆☆☆


 今回のポイントはざっくり分けて二つ。


「予約投稿機能は神。自分の作品スタイル、読者層に合わせて活用すべし」

「話を書く際は、新規の方がいきなり読んでも惹きつけるものを意識していこう」


 以上が芋つき蛮族にとっての気づきでした。


 本日も貴重なお時間をさいてお読みいただき、ありがとうございました。


 それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ!



 こちらは自作品の宣伝です

『君を探して 白羽根の聖女と封じの炎』

 https://kakuyomu.jp/works/16818093085888298321

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2024年10月23日 00:01 毎日 16:00

『新人賞 デビュー目指すも フルボッコ』で終わった私がカクヨム投稿に挑戦する話 芋つき蛮族 @imoban

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