分割作業とサブタイと


「10月1日。その日からカクヨムに投稿することにしたよ」


 こうして私のカクヨム投稿の……その下準備が始まった。


 ☆☆☆



 皆様、おはこんばんちわ。

 キミサガでお馴染みの皆様、いつもお世話になっております。

 芋つき蛮族です。


 今回は自作を引っさげての「いざ、カクヨム!」モードに入ったお話。

 チャチャッといってみましょー。


 ☆☆☆

 

 さて、妙に協力的なネットの友人に背中を押されて、カクヨム投稿に乗り出した私。

 やるべきことは二つ、いや三つありました。


 まずは必須だったのが「毎日投稿」の為の自作「君を探して 白羽根の聖女と封じの炎」の分割・改稿作業。

(長いので以降、基本的にキミサガと記述)


 準備に取り掛かった時点でそれなりの量を書いていたわけですが、投稿を前提にしてはおらず、大まかに章で区切っていたのみ。

 それも一章は約6万文字、二章は8万6千文字と序盤だけをみても、かなりバランスが悪い。


 調べたところ、カクヨムにはロイヤリティプログラムが存在しており、これによる収益化を意識するなら、一話2,000文字を越える程度で投稿が良いと出てきた。

 よろしい。

 どうせやるなら、少しでも形になるのが楽しいに決まっている。


 そう意気込みまずは単純な分割作業に移る。

 適当にキリが良い部分でカットカットカットォッ! すればいいのだよ!

 なんて簡単に考えていましたが……実際にやってみると、これが存外難しかった。


 2,000文字前後。

 ここで区切ろうとすると、めちゃくちゃキリが良くなるのだ。


 え?

 キリが良いところで分割するつもりなら、問題ないじゃんって?

 スマン。まことにスマン。

 それが私のそもそもの思い違いだったんだな、コレが。


 ☆☆☆


 私の書いていたキミサガくん。

 2,000~2,500文字程度で分割すると、ワンシーンの半分ぐらいがスポッと収まることが非常に多かった。

 なので最初の五話ぐらいをスパスパッと分割して、さて一度サブタイトルでも付けようかねー、なんて暢気に構えていたのだ。


 個人的にサブタイは重要だ。

 シンプルに1、2、3、とかでも良いのかもだが、それでは読み返すときにどこがどんな内容なのかがわからなくなる。私がw


 なので内容を反映したサブタイを決定しようと、分割した話を読んでみた。

 みたの、だが……


 これが、ひっじょーーーーーーっに読み進めにくかったのだ。

 それも一話読むごとにほぼ毎回。

 ん?

 そんなん話自体の出来が悪いからだろって?


 サーセン、それはない(断言


 既に話したが、このキミサガは私が楽しむために書いていたものなのだ。

 当然それは書く際だけでなく、読む際もである。

 自分が楽しむためのものを全力で書いてるので、出来が悪いから読み進めにくいとかはありえない。

 むしろ何度だって飽きずに読めるし、なんなら『発動』辺りはヘビロテしてる。

 私はいつだってかめはめ波を打ちたいのだ。

 あと変身とか合体とかもしたい。


 話が逸れたので戻します。

 問題である、読み進めにくいという点。

 この理由はすぐにわかった。


 あまりにキリが良すぎて「引き」がなかったからだった。

 ほら、週刊誌掲載の少年漫画とかでよくあるでしょ。

 バトルの山場とかでその週の話終わってるところに、「両雄激突!」とか煽り文いれてるヤツ。

 決着のシーンでは読後感に浸れるように綺麗に終わったりするけど、基本話の途中だと次に「引く」ためにそこで区切ってる感じのアレね。

 それが2,000~2,500文字程度だと、どうしても良さげに引いて収まってくれなかったのだ。


 ぶっちゃけ、「コレめんどいなぁ」と思った。

 わざわざ引きを持たせる感じで文章を差し込んだりすると、そのシーンのバランスを欠いてしまったり、後付け感がすごくなったりと、どうにも塩梅が良くない。

 何か所か試してみたが、なーんか白々しかったんだよね。


 なので私は、切り替えることにした。

 2,000~2,500字から3,000~4,000字ぐらいで分割しつつ、自分が興味をもてる話の「引き」にあたるポイントを探す、という方向にシフトしてみたのだ。


 結果からいうと、これは成功だった。

 稀に収まりが悪い部分は出るにしても、二十話ぐらいまでサササーッといけたのだ。

 一度「引き」を意識したからポイントを探すようになっていたのもあるが、明らかに前のやり方と違い「嵌る」感じがした。

 同時に、これが私の基本的なペースなのだと確信した。

 

 強引に区切ることに変わりはないので、話の始まりと終わりに加筆修正はかけこそすれ、流れ的には問題なし。

 あらためて調べたところ、カクヨムに投稿されている作品には3,000~4,000字ほどのものも意外と多い。

 むしろ主流とも言えるぐらいだった。

 話の進め具合は他の作者さんの作品の方が、格段にスムーズで上手いけどね。


 ……なんて言いつつ、これを書いている翌日の投稿分は2,500文字ほどです(白目

 丁度三章に入ったところなので、軽い導入ということでどうか一つ!


 ☆☆☆


 さあ、投稿用の分割作業が130話分まで終わったところで、次はサブタイトルの決定だ。

 途中にもあったように、サブタイは自分の為にも読者の為にも、個人的には必須……というか、実はこれ。

 投稿を始めるにあたって、めちゃくちゃ楽しみにしていたことだった。


 サブタイトル。

 漫画やアニメにもある、一話ごとにあるアレ。

 当然各話その内容に応じたものを決めていくわけですが。


 うん。

 私もそうした。楽しかった。

 いやー、いいもんですね、サブタイ作り。

 ダブルミーニング意識してみたりね。マジ楽しい。


 ちなみにキミサガにおける『』つきのサブタイは私的重要回です。

 書いてて特に楽しかったのも多い。


 もしもキミサガを読んでくれている方がいたら、このエッセイのコメント欄に推しサブタイ回を書いてくれると、芋つき蛮族が喜びます。

 一言でも理由までついてきたりしたら、そりゃーもう狂喜乱舞ってヤツです。

 

 てなわけで、サブタイに関しても一旦終了!


 ☆☆☆


 よし、これで分割作業もサブタイ作りも無事に終わり。

 後は予約投稿機能とかいうイカした便利機能で準備完了!


 ……スンマセン、嘘です。

 幾ら引きのポイントを見定めていったとはいえ、強引にぶった切っていったことに変わりはなし。

 そんなもの、人様にお見せする以上とても出来ません。

 

 どこで読むのを止めても、どこから再開しても、ある程度ササッと読み手が話に入れるように修正修正、また修正。

 まあ大変だけど、これも貴重な体験でした!

 現在進行形なんですけどねーw


 ☆☆☆


 今回のお話は「投稿用でなかった小説を、投稿用に作り直した」というもの。


 初めからカクヨムで投稿するために書いている人には無関係……かというと、そうでもないかなって、芋つき蛮族は思ってます。


 特に意識させられたのは「引き」の大事さと、それに付随する起承転結の流れ。

 話に「引き」という「起」を持たせる。

 そうすることで、読者を次の話の流れにスムーズに引き寄せていく。


 それを可能な限り、一話ごとにしっかりと。

 かつ、全体からみてその起承転結の一纏めを、どこかの「起」「承」「転」「結」として成立させるように努めていく。


 書く上、そして読む上での基礎として、これは非常に大事かなと感じました。


 なんか上手い感じにお役立ち風に〆られた気がするので、ここまでとさせていただきますw


 ☆☆☆

 

 以上が今回の内容「カクヨム投稿までの下準備」についてでした。


 本日も貴重なお時間をさいてお読みいただき、ありがとうございました。


 それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ!




 こちらは自作品の宣伝です

『君を探して 白羽根の聖女と封じの炎』

 https://kakuyomu.jp/works/16818093085888298321





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