手応え欲しけりゃ軸据えろ(自戒
「結局、なんのお話か伝わってこなかったです」
新人賞に応募していた頃、唯一まともに受けられた講評の一節。
それが今もなお、私の胸に突き刺さってる。
☆☆☆
皆様、こんばんちわ。
キミサガでお馴染みの皆様、いつもお世話になっております。
芋つき蛮族です。
エッセイの途中ですが、緊急速報です。
当エッセイの週間ジャンルランキングが開始二日で21位→13位と大健闘しています。
どういうことだってばよ……
いや嬉しい。嬉しいよ?
なんのプランもなく、しかし真心込めて書いたエッセイが皆様のお陰で大人気。
嬉しくないわけがない。
よーし芋ちゃん今日も頑張っちゃうぞー!
ちなみにキミサガはジャンルランキング1300位ほど。
くさ。大草原。むしろ森。
ようやく迷いの森も抜けたのに、最近のランチメニュー価格かよ君は。
これでも今朝、ランキング上昇通知来てたのよ?w
応援して下さってる皆様、ありがとうございます! ありがとうございます!
まー、ものは考えよう。
御来場の方々、この数値を比較してみてお気づきの点はないでしょうか?
そう。
百倍差である。順位百倍差でキミサガ圧勝だな!
ウォーズマン理論で祝ったろか! ん? あれって12倍とかだっけか。
でも足りない倍率は×応援数でよゆーよゆー。
てか、キミサガはキミサガで嬉しいんですよね!
亀の歩みながら、旅も本格的にスタート。
PV5000達成報告へのお祝いコメントのみならず、レビューまでいただいてしまっております。
しっかりやっていきますので、今後とも御贔屓に!
んで。
今日のお話はタイトルの通り。
「手応え欲しけりゃ軸据えろ」です。
華麗に軌道修正も決まったところで、それではレッツエッセイ!
☆☆☆
比較。
あ、百倍差の話は忘れてくださいお願いいたします(土下座🙇
今回は「新人賞に応募していた頃」と「カクヨムでの現状」の比較をしていきます。
私自身の状態から、環境の差も含めて激変しまくりだけど敢えていく。
大して変わってないことを比べても面白みもないからね。
では早速、ざっくりと。
『新人賞に応募時』
・6作品で異なる出版社への使い回し、大幅改稿含めて複数回応募
応募→通過状況次第で講評(反応)ありの仕組みが殆ど。
一時通過が一回きりで、ある程度でも内容に触れて貰えたのは実質その1回きり。
一応仕事もしつつ五年ぐらいはやってたかな。
そういやお祈りの「祈」って字、折るって字に近すぎない?
大丈夫?
私は大丈夫ではなかったw
『カクヨム投稿』
・20日経過
初日から反応複数。仕組み的にそういうことはありえる、とはいえ私は踊った。小躍りでは済まなかった。
その後も着実に支持をいただいています。
昨日なんて全話一気応援コンプ→☆評価コンボしてくださった方までおりまして、「あれ? 今日私コーヒー砂糖いれてた?」ってなりました。
というか、毎日ごはんがウマイ!
以上が芋つき蛮族氏による緻密なデータ比較でした(眼鏡クイッ👓✨
あらやだこれは酷い。
そりゃあね。
「大量の作品を限られた選考者で、ルールに則り審査しないといけない」新人賞と比べたら、
「不特定多数の閲覧者が気軽に、複数の手段で反応を示せる」ネット小説サイトは土台からして違いますからね。
比較対象として選ぶのがそもそも可笑しいだろ、ってご意見ツッコミ。
その通りだと思います。
でも比べちゃうんだなー、コレが。
だって作品を読んでもらったことには、なんの変わりもないんだもの。
にんげんだもの。ばんぞくだもの。
まあこれ、単に「カクヨム最高! カクヨム楽しい!」って話ではありません。楽しいけど。
ネット小説が盛り上がってる理由の一つに、こういう気軽さ、腰の軽さがあるのも確かなんですよね。
一昔前なら、小説を書いて、ましてやそれを人様に読んで反応をもらうとか、敷居が高かった。高すぎた。
規定を守り単行本一冊分の物語を書き終えて、それを出版社に応募して、選考結果を待ち続ける。
それが当然であり、スタートラインでした。
でもいまは違う。
ネットを介して発表の機会が増えたことで、投稿サイト自体が商業コンテンツ発掘の場と化し、それに伴い書き手と読み手の距離があらゆる面で近くなった。
距離が近まることで、更にコンテンツの複合化も加速している。
どんな形の物語でも、誰かの目にとまりその琴線にふれたのであれば、即日評価される。
即座に反応があるからこそ、書く側もそれを期待して最初の一歩を踏み出せる。
レスポンスこそが正義。
いい時代になったものだ。なあ、ペンシロウ(誰だよ
でもね。
私は思うんですよ。
いまこうしてカクヨムに投稿した自作『君を探して 白羽根の聖女と封じの炎』が幾人もの方たちに読まれ支え続けられている。
それは多分、いまの時代、環境だから、という理由だけではないのかもな、と。
☆☆☆
「結局、なんのお話か伝わってこなかったです」
今回の冒頭にあるこの言葉。
私が昔、とある新人賞に応募して、ただ一度だけ一次選考を通過した際の講評にあった一文です。
ジャンルは異世界SFロボット物。
魂の力で駆動する人型兵器に搭乗する主人公と、彼を利用するためだけに造られたアンドロイドの少女が出てくるお話でした。
うん。出てくるだけだった。いまにして思えば。
なんの話か伝わってこない。
そう評されて、私はふて腐れました。
なんの話かって、読んでわからないのかよって。
自分なりに頭を捻って作り込んだ世界観とキャラクター。独自の設定から連なるストーリー。持てる情熱を注ぎ込み、完全させた入魂の一作。
一次通過の発表があった際は、このままいけると確信していました。
当然、続きの話をもう書いていたwww
書くよねそりゃあ!
まー、結果はご覧の通りなのですが。
その後もジャンルを変えて、手を変え品を変え挑むも一次通過すらならず、という流れはもう十分書いたのでなしとして。
なんの話かわからなかった。
その言葉だけが頭の片隅に残り続けたまま……いつしか私は、自分の為だけに小説を書き始めていた。
☆☆☆
もう誰の目にふれることも、評価されることもない。
すべて自由に好き勝手に書いて楽しめばいい。
自分という読者のためだけの書き手であればいい。
気楽にやるつもりの代物が、しかし嵌まるとなんでも突き詰めないと気が済まない性分もあり。
すぐに「この世で自分にとって一番面白い小説」に仕上げることに早変わりしていました。
で。
そうしてまずはどんなキャラクター、世界観、お話にしようかなって悩んでるときに、それは突然やってきた。
「またお前、なんの話か決まらないまま書くつもりか?」
醒めきった自問の声に、ざっくりふんわりと、カッコよくて可愛らしい、どこかでみた面白げな雰囲気の欠片たちが、いきなり全部あとかたもなく吹き飛んだ。
また私は、なんの軸もないままお話を書こうとしていた。
軸。作品のテーマ。
仰々しい感じで、なんとなくまともに向き合えていなかった、お話の根幹。
思い返せば、私がそれまで書いてきたものには、それがなかった。
外側ばかりゴテコテと寄せ集めて取り繕って、一言で言い表せる、これっていう芯がなかった。
なので決めた。すぐ決まった。
そしてそれを作中で記さないことにした。
書き手である私はそれを文字にしない。
読み手である私にそれで伝えられるか。
そうして『君を探して 白羽根の聖女と封じの炎』の原案が出来上がった。
自分との勝負が始まった。
☆☆☆
なんてカッコつけて書いてますが。
様々な評価方法のあるカクヨムで、今現在複数の方々に読み支えてもらえてる日々。
きっと私なりの軸を定めて書いているからこそ、ではないかと思っています。
「手応え欲しけりゃ軸据えろ」
これからもこのだだっ広いカクヨムの地にブッさした筆を軸にやっていきます。
見てろよ私。
そして見にきてくれている皆。
ここからが勝負だ。
ちなみにキミサガのテーマは「旅」ではありません。
タグもまったく関係ありませんw
気になるかたは、読んで感じてくれたことが貴方にとってのキミサガのテーマかな!
☆☆☆
今回のポイントは以下の通り。
「小説は話の軸、テーマから決めて書く」
きっとそれが、悩み迷ったときの道標になってくれるから。
以上が芋つき蛮族にとっての気づきでした。
本日も貴重なお時間をさいてお読みいただき、ありがとうございます。
『ちょっとクスッときたり、今回は良かったなと思って下さった方へ』
キミサガ共々、☆評価・応援よろしくお願いします!
それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ!
こちらは自作品の宣伝です! ☆がほしー! いやホントまじでw
『君を探して 白羽根の聖女と封じの炎』
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