ヴィランズ

黒隼

第0話 プロローグ

300年前、能力を持った子供が生まれた。

触れたものを凍らせたらしい。

そこから能力を持った者は生まれ続け、いつしかこの世界の全員が何かしらの能力を持つよつになった。


能力のおかげでこの世界は発展していき、都会と田舎の差がなくなり、街はビルだらけになった。


だがいいことばかりではない。

能力を悪用し街を破壊したり殺人を犯したりする者がたくさんいる。

その者たちを人々はヴィランと呼ぶ。


そして、そのヴィランを取り締まる者がいる。

人々はその者たちをヒーローと呼ぶ。


この世界の中央には、A(エース)という巨大な会社があり、ヒーローたちは皆その会社に所属している。


Aに入社するには英雄学園えいゆうがくえんという学園に入学しなければいけない。

そして卒業した後に入社試験を受け、合格するとAに入社できる。


ヒーローはこの世界の宝だ。

大人たちはヒーローを崇拝し、子供達はヒーローに憧れた。


俺もその一人だった。


半年前までは。

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ヴィランズ 黒隼 @kokushun

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