祠壊してないのに冤罪かけられて、名前が皮肉皮肉ゥ〜〜!

『シュライン・デストロイヤー!』からして、すでに当たりですよね……

皮肉とギャグの効いた断罪から始まる爽快な逆転劇。

典型的な「無実の罪を着せられるヒロイン」から始まり、冤罪を晴らそうとする必死さがまた不憫。

しかしね、クソ王子とクソ女には突然天誅が降るわけですわ。
まさに因果応報という言葉が大変ぴったりでしてね、テンポか良くってスッキリした気持ちを与えてくれますのよ。

ダークに描かれすぎると物語の雰囲気が重くなってしまいますが、全体的に軽快なノリが保たれているので安心してザマァ出来ますわよ。

そしてデストロイヤー公爵家の対応には驚きでしたわ。
普通なら無実の娘をかばう方向に動きそうなものですが、まさか以前の10倍の規模で新しい祠を作るとは思いませんでしてよ。これまた金に物言わせるスッキリザマァですわ。

シュラインの不憫さとデストロイヤー家のシュールなノリが際立ってギャグとしても最高ですわね。

そして何より最後も「良かったね〜!」と「おい」が混ざって、笑いっぱなしで読了出来ました。
最後に「シュライン・デストロイヤー」の皮肉さがブイブイ効いてきますわ……

タイトルの皮肉の効いたセンスとノリがたまらない。

是非共、少しの休憩や元気のない時に読んで欲しい作品ですわ!