僕ちゃんが思う政治不信を抱く理由

白鷺(楓賢)

本編

政治に対する不信感が膨らむ理由は至ってシンプルです。私が感じるのは、政治家たちが国民のために真剣に取り組んでいる姿勢がほとんど見えないということです。本来、国民を代表して選ばれたはずの政治家たちが、実際には自分の地位や名誉に執着し、保身に走る姿ばかりが目立つ現状に、強い不満を感じています。彼らは本当に必要な社会福祉や災害復旧、技術の発展に対して十分な予算を投じることなく、むしろ不必要な政策や無駄遣いに多くの税金を使っているように見えます。


例えば、行政手続きにおける紙の資料や印鑑の使用は、今や時代遅れの慣習です。これらを廃止すれば、莫大な費用を節約することができるはずです。しかし、なぜかそのような改革は遅々として進まず、いつまでも古い慣習に縛られたままです。デジタル化が進む時代に、未だに紙と印鑑に依存する現状を見ると、時代遅れ感と非効率さが際立ち、改革の必要性を強く感じます。


また、国内では多くの国民が経済的に困窮しているにもかかわらず、政府は無意味とも思えるような形で海外に巨額の資金をばら撒いています。表向きは国際的な関係強化や援助という理由があるかもしれませんが、その背景には政治家たちが国際的な場で自分の顔を売り、名誉を高めようとする姿勢が見え隠れしています。結局、国民の税金がどこに使われているのか、その恩恵が本当に国民に届いているのかという疑念が深まるばかりです。


特に問題だと感じるのは、政治家たちが高齢者層の意見を重視し、若者の声を軽視している点です。選挙に行くのは主に高齢者であり、若者の投票率は低迷しています。このため、政策も高齢者に寄りがちで、若者への支援や未来に向けた投資が後回しにされている現実があります。これは、政治不信がさらなる無関心を招き、若者が投票に行かないという悪循環を生み出しているのです。


もちろん、選ぶ側である私たち国民にも一定の責任があります。私たちが選挙に参加し、しっかりとした目で候補者を選ぶことが求められています。しかし、選ばれた政治家たちはその信頼に応える責任があります。政治家というのは国民のために働くことが本来の役割であり、自らの利益のために動くべきではありません。国民の期待を裏切らず、真摯に政策に取り組んでほしいと切に願います。


政治不信が広がる中、私たち一人ひとりがその現状をどう変えていけるのかを考えることが重要です。そして、選挙でしっかりとした判断を下すことが、少しでもこの不信感を改善し、国民の声が反映される政治を実現する第一歩だと感じています。国民の代表である政治家が、もっと私たちのために動いてくれる日を願ってやみません。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

僕ちゃんが思う政治不信を抱く理由 白鷺(楓賢) @bosanezaki92

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画