第二傷

「所詮ポリ公なんてこんなもんなの?へ〜」

私、殺田理央は、また人を殺した。通り魔だ。


人を殺すのは快感しかない

私はもともと虐待されていた。殴られるなんて甘い甘い。親は平気で私を2階から落とし、包丁で脅し、床に叩きつけてきた。そんなクズ親を、ある日後ろから刺身包丁で刺し殺した。

痛快だった。自分を蔑んで卑下して見下していた奴が、私の手によって殺害されているのだから。

「ざまぁみやがれ」

それから、私はネットニュースなどで出ている虐待するクソみたいな奴らを洗い出し、殺している。


なぜか?


正義だからだよ。


子供が自分と同じ目に合っているのは見てられない。

私の命なってどうでもいいから、この世からクズを抹消してやりたい

**************************************

「撒いたか?」

細い路地裏に逃げ込んだ私は、しばらく殺した相手の断末魔を思い出し、快楽に浸っていた。

「なんだこれ」

チラシが落ちていた

デスゲーム?


これだ…


このデスゲームで人を殺すのは最後にして、金で虐待を防げば…


「待っていろよ、クズども。お前らの終わりは、すぐそこだ」


参加者2人目、殺田理央


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