第3話夜の街での出会い(男視点)
俺はあの日廃墟に向かう女の子を見た。
興味本位で行ってみたがなぜか興奮をしていた
「うわっやっば!高ーい!」
と彼女は言った、ここは崖の上にある廃墟、ここから見えるキレイな街並みを見て興奮しているのか、高いから興奮しているのかはわからなかったが俺はこの子をここで一人にするわけには行かなかったので、彼女の最後から見守っていたら、いつのまにか1時間が経過してしまった
俺が彼女を見守り続けて30分たった、彼女は街並みを見たあと、体育座りをはじめそこから30分動く気配も動く音もなかった、なぜこんな事をしているかわからなかった俺は直接聞いた方が早いと思い話しかけてしまった。
俺が大きな足音をだすと彼女は猫みたいに体をビクビクとさせこちらをみた、俺が話そうとした瞬間に彼女が口を開けた…
「貴方だれ?」
「俺?あー、優斗嬢ちゃんは?」
「私は…」
彼女は少し答えるのをためらっていたが数分経つと名前を教えてくれた、
「ヒスイって言うの」
彼女の名は「ヒスイ」と言うらしい、確かヒスイと言う名前は花で聞いた事がある。
確か花言葉は…「幸__」や「__福」だった気がする、エメラルドがなんとかかんとかまあいい。
「ヒスイ?ふーん、珍しい名前だな?」
「そうですかね…?」
その後少し俺と彼女は少し混乱していたが、最初で最後までの経緯をしっかり理解する事ができた
理解し終わったあと、俺に
「さようなら」
と言っていたような気がするが俺は無視をした、それより俺は街にもどり次だく女を探していた。
周りからクズと言われているがそんな事はどうでもいい、彼女と解散したあといい女が見つかり"彼女"の事なんてすっかり忘れていた。
俺は一夜女をだきそのまま女を置いてホテルを出た、眠くなりそのまま何も考えずに家に直行していた。
「そういや最近ストーカーされてるな」
「早く帰らなきゃ捕まる」
と、独り言を呟きながら走って帰った。
俺はあと少しの距離というところでストーカーに出くわしてしまった、会うたびに思う女の恋はこんなに重いんだなと考える。
ストーカーが先に口を開いた…
「久しぶり♡元気にしてたぁ?あの件からずっとぉ君の事がすきだったんだよぉ♡」
「あっそ、それよりうざいからストーカーやめてくんない?やめねえなら警察に突き出すぞ?」
ストーカーはとてつもなく怒った表情で包丁を取り出し殺しにかかってきた、
「おい…何する気だ?」
「あなたがわるいんだよぉ?私の愛をわかってくれないからあ♡」
とこんな事はしょっちゅうあるが大体は話し合いで終わる、殺しにかかってくるほどのストーカーは今回が初めてだ、俺は話し合いでは無理だと気づき学生の頃5秒台だった足を必死に動かす。
去年は3人にストーカー被害にあったがどうでも良くなっていて忘れていた、コイツは去年俺をつけまわした3人の中にいたヤツだった。
そのあとおれは逃げ切ることに成功した、別の賃貸に逃亡用の部屋を持っていた俺は一日そこに隠れていた。
俺は眠くなり服を全て脱ぎ、セミダブルのベットにパンツ一丁で飛び込む。
案外体は正直なようで2〜3分目を瞑ったらすぐに深い眠りについてしまった。
現在時刻朝8時____________________________
朝起きた俺は服を着替え本家に帰る準備をしていた。
朝本家に帰るため歩いていると昨日の事を思い出した、たしか嬢ちゃんの名前は「アサヒ」と言った気がする。
男性は昨日は色々あって記憶が曖昧になっていた、でも彼女のキレイな容姿は覚えていた「キレイな白髪」と「キレイな青色の瞳」、忘れたくても忘れられなかった。
歩いて数分俺は学校の前を通った、その時一人の少女が見えた、昨日の廃墟で興奮していた彼女だった。
見かけた瞬間に俺は止まってしまったが、いつ見てもキレイな容姿だった、一つ気になる事は足にある無数の傷。
なぜあるのかわからないがいつか会った時に聞こうと思う。
また会った時に聞きたい質問をスマホのアプリ「メモ」に書く、沢山あって十数個書いてしまった。
「まあいいかこれくらい」
と小声で言う俺、書いていたら本家についてしまった。
ここまで約1〜2キロ歩きで行ったがまた疲れ果ててしまった、俺は昨日風呂に入っていない、だから風呂を沸かし30分くらい湯船に俺は浸かった。
お風呂を入った後はなんだか体がだるかった、だから俺は昼寝をする事にした…
男性と彼女が会うのはまた後日。
あの夜をもう一度 @tukumo_KJ
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