第2話_イジメラレタコ_

あの夜のあと深い眠りについた私


今日は月曜日、起きたら学校が始まる


「おきたくねえー、いきたくねえー」


と呟く私、まあ行かなきゃスマホ没収されてしまうしと考えて数分、


「仕方がない、学校いくかあー」


と考えた末にでた言葉、学校に行く準備をするため重くなった体を無理やり動かす。


洗面台にきた時にはすでに40度の熱を背負ったときの重さだった、


「そういえば一ヶ月ぶりの学校だな」


「上手く行くかなー」


と呟きながら顔を洗う、スマホを確認したら7時半を上回っていた、やべっと思いながら3分で適当に準備をして家を出ていく。

昨日の夜を考えながら走っていたら、男の人を思い出した。

親に叱られていることに少しムカついて忘れていた、そんな事を考えながら校門が閉まるギリギリの時間あと1分と言うところでギリギリ入れた。


心の中でガッツポーズをかまして、教室へと向かった、当たり前のように机には落書きされていた。


「まあこれが当たり前だよね」


と誰にも聞こえない声量でいってそのまま座る、聞こえてないと思っているのか私の悪口を言ういじめっ子たち。

聞こえてるんだけどと思いながら真面目に話を聞く、授業が始まりノートをとる。

はあこの机にはちょーぜつ書きにくいと心の中で思った。

カッターなどで色々傷がついているから書くたびに字が途切れ途切れになるのが嫌なところ、まあどうでもいいやと思っていたら、1時間目が終わってしまった、絡まれるのかなと思っていたら本当に絡まれてしまって少しウザかった。


「おひさー!奴隷ちゃんっ♪元気してたーw?」


少し言い方がうざいけれど答えなければ殴られるので私は返事をする…


「はい、貴方のおかげで元気でしたよ」


いじめたことを塔回しにうざかったと伝えるが彼女たちは多分気づけやしない。

すこし怒った表情だったが私はそれを無視してトイレに向かった。


「失礼します。」


私はそういい席を立った、いじめっ子たちはつまらないのと不満を私にぶつけてるが、鈍感な彼女は気づきやしなかった。


トイレに行って帰ってきたときには授業は始まっていた、先生や生徒たちは彼女に干渉することなくまるでいない存在のように私を無視した、私はここ数ヶ月いなかったし仕方がないと思った。あと1時間で学校が終わると考えると少し嬉しかった。


現在時刻4時_____________________________


学校が終わり私たちは帰りの号令をして解散した。


いつも下駄箱を開けると数時間前に仕掛けられていた画鋲など様々な物が入った靴を見かける、こんなことして楽しいと思うのか楽しくないと思っているかわからないが私は靴を袋に詰め、この事を想定して持ってきた靴をバックから取り出しそれを履いて帰った。


帰りながら今日あった事を沢山思い出す…


「そういや今日の靴はいつもより画鋲とかの量多かったな」


とイジメられたことを思い出す…いま思い出すと少しくだらなく見えてきた。男子たちは小学生並みの悪口をならべ私に言ってくるが、対して私に響いていない。逆に女子たちは私に響くイジメなどをしてくる、私のことよくわかっているなあ〜とか思いながら家に続く道を歩きながらスマホを開きネッ友に今日会った事をはなす。


チャット________________________________


「聞いてよ今日ねまた靴ダメにされた」


私がメールを送るとすぐに既読がつく、たまに思うけれど毎日暇なのかな?と思っていたら返信がきた。


「まじ?災難だね、そんな事されるなら中退したら?ちなこれは冗談抜きで」


「うーん、それも考えてたんだけど将来的にあれかなあ?みたいな感じで無理なんだよね、親の承諾も貰わなきゃいけないし」


「そうなんだ?将来何になりたいの?」


「うーん、漫画家か小説家?かな。理由はこれまでのイジメを物語に利用できそうだなって思って」


私は適当に決めた将来と理由をネッ友に言う。


「へーいいじゃん、がんば!」


彼はそう言ってくれる、いつも救われる。


「ありがと!じゃあまたね」


「またね〜!」


家の前に着く前にチャットが終わってしまった、いつもは盛り上がるのに今日は全然だった、今思えば彼の将来の夢聞いていない。

だからあんなにテンションが低かったのか?と思いながら歩いていたら家の前についてしまった。

私はスマホを隠し家の中にはいる、家に入ったらいつも投げられるのは空になった酒の缶、たまに中身が入っているが慣れてしまったので心の中で今日はどっちか一人で当て当て大会をよく開催する。

今日は入っていないと言う予測をたて、家の中に入る、目を瞑って入ってたら投げられなかったと言うか人気が無い、どうして?と思いながら自分の部屋に向かう。

私は今日クラスメイトのゴミみたいなイジメに付き合っていたので疲れてしまった、私は服を着替えてベットにダイブする…


「あー疲れた、もうこのまま寝よっと」


独り言を呟きながら私は寝る。


私が親に殺されかけるのはまた別のお話

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