あの夜をもう一度
@tukumo_KJ
第1話_貴方と会った街と廃墟_
私は18歳の女の子、いつも親は夜に仕事をしているから夜は自由。
思い出したくもない事を一瞬だけ忘れる事ができる、でも一度刻まれたものは消えない。
現在時刻12時____________________________
「私は一時までには外に出たい」と思い準備を始めた…
そして彼女は服をパーカーに着替えて準備をし玄関へと向かった、
「うん、ちゃんとあるねという事で行ってきまーす」
バレてもどうせ殴ってくるだけ、人は怒られても反省しない人がほとんど…
"だから私はその中に混ざる"
夜の街に溶け込んだ私は沢山自分にかけられた言葉を思い出し心に刺す。
「あんたなんて産まなきゃよかった」
「こんな簡単な問題も解けないんですね」
「気持ち悪い、こっちくんな」
「バーカバーカ」 「なんで生きてるの?」
「はやく購買でパン買ってこいや」
「親孝行しなさい」 「そうだと思ったわ」
「みっともない、恥ずかしい」
「私の言うとうりにしなさい!」
「誰のおかげでいきているんだ!」
「うわっきったね!オマエ」
「〇〇さん〜なにしてるんですかぁ〜w?」
「は?調子乗ってんじゃねーよ」
「オマエノリ悪過ぎだろ」
「今思い出せば沢山の悪口、
いじめがあったなあ〜、まどうでもいいけど」
にどこに行こう、そうだ!あそこの屋上に行こう!」
そう言い残し彼女はその場を離れ、立ち入り禁止の封鎖された洞窟を通り、廃墟された建物の屋上へと向かった。
「うわっやっば!高ーい!」
久しぶりの高いところにきた彼女は久々にみた綺麗な街並みを遠くからみて興奮していた。
彼女が廃墟の屋上に来て1時間が経過した。
そんなとき、ある一人の男性が現れた、
「貴方だれ?」
「俺?あー、優斗嬢ちゃんは?」
「私は…」
彼女は少し答えるのをためらったが、名前を教えてもらって自分だけ答えないのは無礼と考えて答えることにした、
「ヒスイって言うの」
「ヒスイ?ふーん、珍しい名前だな?」
「そうですかね…?」
その後少し男性と雑談をし10分ちょい経ったら男性は帰って行った
彼女は少し混乱していたが、最初で最後までの経緯をしっかり理解する事ができた
理解し終わったあと、男性に
「さようなら」
と言おうとしたがすでにいなかった、
少し待ってと言ったはずが聞こえていなかった。
彼女もそろそろ眠くなったところで家に帰る事を決断した
「お母さんが帰ってくるのって3時だっけ」
「早く帰らなきゃ怒られる」
と、独り言を呟きながら走って帰った。
あとすこしと言うところでヒスイは親と出くわしてしまった。
「あんたなにしてんの?こんな時間に」
「あ、えっ…と」
お母さんが鬼の形相で私の腕をひっぱり
家の中に引きずり入れた
「いたい、やめて」
「あんたがこんな時間に出歩いてるのが悪いんだよ?」
と怒りを言葉に乗せて喋ってきた、
正直親に怒られ過ぎて怒られるのには慣れてしまった。
去年はこんなくだらない事で怒られて
泣いていたのに、今はどうでもよくなってしまって今は泣けないというか泣き方がわからなくなってしまった。
そのあと色々聞かれ私は部屋に戻り
深い眠りについた
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