EDF-全地球防衛機構軍 世界を守れ 運命に抗え
0518taku
第1話 基地案内ツアー開始
「皆さん!と言っても1人しかいませんが、これから第131回、基地案内ツアーを開始します。」
若い女の人の声が響く。
最近になっては、予約が殺到した案内ツアーも私1人だけのようだ。
だが、1人だからって別に会場が変わるわけではなく、以前の人気のために拡張されたこの大きな部屋でやるようだ。
1人だから別に個室かなんかでもいいて思うが、何かしら事情があるのだろう。
別に不便なわけではないので、なんでもいいのだが。
「早速ですが、案内するのは私ではありません。あ、もう出てきていいですよー」
「あぁ。こんにちは。今日の案内を担当する…そうだな。どうせ雑用なので雑用とでも呼んでくれ。それでいいな?」
「…あ、ええ。それでいいならば。よろしくお願いします、雑用さん。」
「おう。任せとけ。」
「それでは早速案内を始めたいと思う。見失うなよ。」
「はい。」
「とりあえず地図を渡しておく。それと、基地内にはそれなりに危ない物もあるから、パワードスケルトンというパワードスーツを着てもらう。動きにくくはなるが、念のためだ。」
「わかりました。」
「よろしい。これが地図だ。案内するところだけを書いてある。機密も多いからな。」
「はい。」
「随分やる気があるじゃないか。以前からやりたいと思ってたりしたのか?」
「ええ。それに、いつエイリアンなんかが攻めてくるかわかりませんから。」
「ははっ。いいジョークだ。」
これから全世界に起こる悲劇も、それを救う1人の民間人も、まだ誰も知らない。
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