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シャ・ド・ゥ

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タカナシ トーヤ

おすすめレビュー

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★★★
★31
11人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 小野塚 
    1589件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    光、在れ。ならば闇も亦。

    物語を、そして人生を。
    短歌の如き文字の檻に籠めたこの作品は、
    然しながら季語や枕詞といった古典的な
    手法は敢えて採らずに、ストレートに
    『光』と『闇』とを描き出している。
    そういった意味では詩篇でもあるだろう。

    『光』と『闇』この最も鮮烈な対比。

    共依存の態にも関わらず、互いを敬いつつ
    決して相容れる事はない。
    作者は、その二つの『摂理』の有り様を
    時に強く、時に優しく、七つの歌にて
    問いかけて来る。

    光在れ、ならば闇をも。

    詩的な寓話を、短歌へと応用したこの作品
    如何ように読み解くか。作者の為人と
    言葉を扱う鬼才が闇の中で、光る。

    • 2024年10月13日 00:30